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【ROAD FC】初代王者・大山峻護が見所を語る「日本人の強さを見せてもらいたい」

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2015/07/22(水)UP

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▲ROAD FC初代ミドル級王者・大山峻護

 7月25日(土)東京・有明コロシアムで開催される韓国のMMA(総合格闘技)大会『ROAD FC 024 IN JAPAN』。開催まで一週間を切り、「僕に何か出来ることはありませんか?」と自ら応援を名乗り出た、ROAD FC初代ミドル級王者・大山峻護の見所コメントが主催者を通して届いた。

 今回のROAD FC日本初進出について、大山は「僕が出場してから多くの日本人選手がROAD FCへ参戦して、どんどん日本と韓国の交流が広く、深くなっているのをすごく嬉しく思っています。そしてジョン代表の熱い心意気で今回、日本大会を開催されることに感謝の気持ちと楽しみの気持ちで一杯ですね。日本の格闘技ファンの方々にも少しでも感じ取って頂きたいです」という。

 今回の日本大会のメインイベントが大山が保持していたミドル級の王座決定戦となったことについては「僕がROAD FCに参戦していた頃、モチベーションの一つが日本と韓国の格闘技界の懸け橋になりたいということ。それが一つ、形になったのが嬉しいですね。たくさんの日本人選手が参戦しましたが、なかなか本来の実力を発揮できず、まだ日本人のチャンピオンが僕一人という現実にはとても寂しく感じています。是非、福田選手にはチャンピオンベルトを巻いてもらって、日本人格闘家の強さを見せてもらいたい」と福田力にエールを送る。

 その他、今大会で注目している選手についてはユン・ドンシクの名前を挙げ、「彼とはDREAMで戦いました。また柔道家としても素晴らしい実績を持った大先輩でもあるので、彼がどのような戦いを見せてくれるのか、とても楽しみでもあります。またユン選手と試合をする高瀬選手とはずっと練習をしてきましたし、彼の強さを己の体で知っている自分としては今回の試合で高瀬選手が持っている底知れないポテンシャルを見せて欲しいな、と思っています」という。

 また、ミノワマンについても「ずっと現役時代から、そして今も一緒に練習していて、彼の格闘技に対する情熱だったり、取り組む姿勢の深さをよく知っているので、今回の日本大会では更に進化したミノワマンを見せてくれると信じてます。一緒に研究してきた新技もそろそろ出るかもしれません」と語る。

 その他、韓国で“レジェンドトリオ”と呼ばれるユン・ドンシク、チェ・ホンマン、チェ・ムベについては「やっぱり日本の格闘技界が輝いていた時期に活躍していた選手達がまた見れるのが嬉しいですね。ホンマン選手のコンディションがどれだけ戻っているか? ムベ選手は肉体的にも調子が良いと聞いています。ユン選手のPRIDE時代の強さが見れるのか。この3人のレジェンドのコンディションがどこまで戻っているか? そこが楽しみです」

 最後にROAD FC、そしてジョン・ムンホン代表について聞いた。

▲ジョン・ムンホン代表にベルトを巻いてもらう大山

「僕にとって、ROAD FCは凄く大切な場所の一つになりましたね。メジャー団体から離れて、なかなか試合が組まれなかった時に僕に声を掛けてくれて、”大山峻護”というファイターをもう一度蘇らせてくれた場所ですし、政治的に日韓関係が厳しい状況の中でも韓国のファンは暖かく迎えてくれて、ROAD FCには感謝の気持ちしかないですね。

 ムンホン代表は凄く心の暖かい人だなと感じました。僕が日本人だから、といって差別なく正当な評価をしてもらって、僕が引退を表明した後にチャンピオンベルトまで贈ってくれて、すごく粋な心を持った方だな、と思います。そのベルトは日韓友好の証として、自宅に飾ってあります」

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