【K-1】野杁に包囲網、木村・山崎・左右田がマーク

2015/12/09（水）UP
（最終更新：2015/12/09 19:48）

　2016年3月4日（金）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN～－65kg日本代表決定トーナメント』の記者会見が12月9日（水）都内にて行われた。

　今大会ではK-1最激戦区である－65kgの日本代表決定トーナメントが行われ、8名の選手が6月24日（金）同会場で開催される『世界最強決定トーナメント』日本代表の出場権を争う。

　K-1とKrushの強豪選手がずらりと並んだ今回のトーナメントだが、誰を意識するかとの質問に最も多く名前があがったのは第2代Krush －67kg王者・野杁正明（K-1ジムEBISU小比類巻道場）。

　木村“フィリップ”ミノル（Fighting Kairos/マイウェイジム）、第4代Krush -65kg王者・山崎秀晃（K-1ジム・チームドラゴン）、第2代RISEスーパーライト級王者・左右田泰臣（K-1ジム・シルバーウルフ）の3名が野杁の名前をあげた。

　この内、山崎と左右田は野杁に敗れたことがあるためリベンジしたいとの希望。木村は「何回か対戦しそうになったけれど流れたし、ファンが見たいんじゃないか。ファンが見たい試合を俺はやるべきなので」とその理由を語った。

　野杁自身は、木村以外の4名とは対戦して勝利を収めており、日本トーナメントに興味は無いと以前発言していたが、「日本一を決めるには出ないといけないトーナメント。この中で実力を見せて、野杁は世界とやらないと、と思われるようになりたい」と日本一であることを証明して世界と戦いたいと出場理由を語った。

　そして、「3選手からやりたいと言われたが、自分は全選手とやりたくない（笑）」と言い、「その中でも唯一対戦経験のない木村選手とはやりたい」と、以前から舌戦を展開している木村を名指しした。

　また、久保は自分のジム「K-1ジムGOTANDA」所属となったため所属名は変わったが、木村とは元々同じチームで一緒に練習していた仲。トーナメントを勝ち進めば対戦する可能性もある。

　それについて聞かれると、久保は「（やるなら）決勝で当たるのがいい。その時は正々堂々とやるつもり」と言い、木村は「ヤルッ！　って感じです」と、かつてPRIDEでヴァンダレイ・シウバがやったマイクパフォーマンスの物まねで答えた。