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【NJKF】TOMONORIが覚悟のインター王座戦「何度倒されても獲りに行く」

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2016/07/13(水)UP

約1年1カ月ぶりの復帰戦で、WBCインター王座戦に挑むTOMONORI

 7月23日(土)東京・ディファ有明で開催される『NJKF 2016 5th ~WBCムエタイ祭り~』にて、シャリー・シティバ(ベラルーシ)とのWBCムエタイ・インターナショナル・フライ級王座決定戦に臨むTOMONORI(OGUNIジム)のコメントが、主催者を通じて届いた。

 20年近いキャリアを持つTOMONORIは、2009年9月にWBCムエタイ日本統一バンタム級初代王座、2014年7月に同フライ級王座を獲得。しかし、インターナショナル王座については、2012年2月にスーパーフライ級、2013年12月にフライ級で王座決定戦に挑んだが、いずれも獲得に失敗。さらに昨年6月には、ISKA世界フライ級タイトルマッチに敗れ、肩を負傷。約1年間の戦線離脱を余儀なくされた。

 インター王座からは見放されてきたTOMONORI。3度目の挑戦となる今回の試合を前にして、「僕は今どこの団体に出たいとか、誰とやりたいとかはもう無いんです。でも、WBCのこのベルトだけはどうしても欲しくて。本当に心底かっこいいなと思いますし、このベルトが欲しいから選手を続けてきたような感じなんです」と、WBCインター王座への強い思いを口にする。

100戦超えのシャリー・シティバ

 今回TOMONORIが対戦するシティバは、103戦83勝の豊富なアマ戦績を持ち、プロでは16戦を行い11勝を上げている。これまでに「Muay thai world champion」を2回、「World Cup K1 WAKO winner」を5回、さらに「World champion wako 2013」といった数多くのタイトルを獲得してきた。

 試合に向けて、シティバは「私は拳、足、ヒジ、ヒザと、ムエタイで許された全ての技を使うオールラウンダーです。1Rからパンチと蹴り、首相撲を仕掛けながら相手の弱点を探り当て、そこを見つけたら弱点への攻撃を強化していきます」と、冷静にコメントを残している。

 そんなシティバの印象について、TOMONORIは「何試合か映像を見ましたが、上手いタイプではなく、フィジカルでガツガツ来るタイプです。たぶんフィジカルはすごく強いと思います」と語る。「ガツガツ来てくれると逆にカウンターは狙いやすいですね。今回は足を止めて打ち合う展開もあるかもしれないですが、そういう展開より相手が動いたらカウンター、相手が来たらカウンターっていう感じでやろうと思います。どんな攻撃に対してもカウンターを合わせられるようにしたいです」と、カウンターが攻略のキーポイントになると言う。

 そしてTOMONORIは「もし今回結果が良くない場合は、選手としてこれでお終いでいいかなと思っているぐらいです。30代の半ばを過ぎてから腕を折って肩も怪我して、普通だったらもう引退じゃないですか(笑)。でも、やっぱりこのWBCのベルトが欲しかったし、今のモチベーションはこれしかないです。WBCの海外のベルトが今回は本当に欲しいので、意識がある内は何度倒されても獲りに行きたいと思います」と、引退も覚悟の上でリングに上がる。
 
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