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【訃報】K-1でバンナ追い詰めたノックウィー死去

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2016/09/06(火)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

K-1ヘビー級トーナメントにて、まるで大人と子供くらいの体格差があるバンナ(左)を相手に奮闘したノックウィー(右)

 ムエタイの名選手として知られるノックウィー・デービー(タイ)が9月1日(木)、死去していたことが分かった。51歳だった。死因は不明。

 ノックウィーはムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムで3階級を制覇し、ルンピニースタジアムでも1位にランク。1989年3月に初来日し、オランダ・スーパーライト級王者イワン・グランドをハイキックで圧倒してKO。その後も数回来日して強さを見せつけたが、最も印象深いのは選手生活晩年に出場した1995年の『K-1 WORLD GP』での戦いぶりだ。

 元々はライト級であるにも関わらず、70kgでヘビー級トーナメントに参戦。1回戦で身長差21cm、体重差35kgのジェロム・レ・バンナと対戦し、ローキックで大きなダメージを与えてハイキックも命中させるなど大健闘。当時「ノックウィーが勝っていたのではないか」との声が多く上がった。

ノックウィーが指導して世界トップクラスにまでなったスロウィンスキー(左)

“ムエタイ史上最強のミドルキックの使い手”として現在でも高く評価され、引退後はムエタイトレーナーとしてK-1で活躍したポール・スロウィンスキーなどを育てた。

 海外では、WMC(世界ムエタイ評議会)、IFMA(国際アマチュアムエタイ協会)などのムエタイ組織をはじめ各ムエタイジムなどが公式サイトで“レジェンド”ノックウィーに追悼の意を表している。

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