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【ボクシング】”お局”宣言の40歳・江畑佳代子、5度目の世界挑戦へ

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2016/09/08(木)UP

後輩たちの前で、ジムの”お局”を宣言した江畑佳代子(中央)

 9月21日(水)東京・後楽園ホールで開催される女子プロボクシング『DANGAN-LADIES Vol.2』の記者会見が、8日(木)都内にて行われた。

 WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチとして、王者・池原シーサー久美子(31=フュチュール)に挑戦する元東洋太平洋女子フライ級王者・江畑佳代子(40=ワタナベジム)が、試合に向けた意気込みを語った。

 昨年5月に両選手は一度対戦しており、江畑は僅差の判定で敗れ、王座獲得に失敗。これが4度目の世界タイトル挑戦であったが悲願達成ならず、江畑は試合後に引退を表明した。しかし、その後に引退を撤回して現役復帰を果たすと、今年3月の再起戦に勝利。今回、5度目の世界タイトル挑戦で悲願の王座獲得を目指す。

昨年5月の王者・池原(右)との世界タイトル戦は、判定2-1の僅差で敗れている江畑(左)

 現役復帰の理由について、江畑は「(昨年5月の試合が)今までの中でベストバウトだったので、ここで終わろうと一度決意しましたが、やっぱりどうしても悔しくて」と、闘志が燃え尽きていなかったと話す。

「女子ボクシングが盛んになってきたり、だんだん日の目を見るようになってきたと感じています。ワタナベジムの女子選手がどんどん増えているのを目の当たりにして、最初はただシーサーさんに勝ちたいという気持ちだけでしたが、他の仲間達ともう少し一緒に現役として頑張りたいなと思うようになりました」と、後輩たちの存在が刺激となっているようだ。

江畑はジムの仲間の存在が現役復帰の後押しとなったと話す

 さらに「ワタナベジムの女子リーダーとして、そしてお局として、ここにいたいなという気持ちが本当に強くなりました」とニヤリ。

 池原との再戦で完全決着を狙う江畑は、「私はアウトボクシングが得意なので、そこに磨きをかけています。前回と同じでは、また僅差で王者が勝つと思うので、今回は王者以上に動けるように攻撃的な部分で練習を積んでいます」と、得意のスタイルでリベンジ&王座奪取に燃える。

 また、40歳を迎えたが、まだまだ練習を通じて自身のスタミナや技術面での向上を感じていると手ごたえを口にし、「40歳ですが、まだノビシロありました。レベルアップしています」と充実した表情を浮かべた。
 
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