【RIZIN】木村ミノル「夢はK-1とMMAでトップを獲ってWWE出場」
9月25日(日)さいたまスーパーアリーナで開催の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦』に出場する選手たちの個別インタビューが、23日(金)千葉県内にて行われた。
新生K-1からRIZINに殴り込みを果たし、MMA(総合格闘技)デビューを飾る木村ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)。その対戦相手は、五味隆典とも対戦したチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネット(アメリカ)だ。PRIDE時代から見ていたという木村は、今回の挑戦を機に夢を実現させたい、と語った。
●木村ミノル
ーー現在の心境は?
「もうやれることは全部やった」
ーーK-1のリングでベネットと会ってどうでした?
「なんだか、自分は特別なんだなと思って。リアルタイムでPRIDEのベネットを見てたので、“本当に来たんだ、すげぇな”みたいに思いました。何か、幸せです。試合を実現するために、周りの人がいかに協力してくれたのかが分かっているので。だから、人生を懸けて殴り合いに行きます。ベネットはいつも通り、しっかり様子がおかしくて安心しました(笑)。安定の様子のおかしさです」
ーーどのようなトレーニングを?
「時間がなかったので、とにかく実戦形式。でも、UFCファイターの方とか、団体の王者レベルの方とかと、自分からも積極的に手合わせさせてもらいました。ファイターとして全部をスキルアップさせてもらえた日々でした。K-1の時からを通じて、試合前にこれだけ充実感を感じているのは初めてです。恵まれていると思います。いろいろと学べたので、現代MMAを俺が彼(ベネット)に教えてやろうかなって(笑)」
ーーベネットは、木村選手の印象を聞かれて「良い靴履いてるな」と言っていましたね。
「今日はもっと良い靴を履いてきたのに。僕はK-1の試合しかしていないから、ベネットは僕がどんなMMAの試合をするのか分からないと思います。ビックリさせたいですね。勝って、俺が良い靴をプレゼントしてやりますよ」
ーーMMAを始めて変わったことは?
「打撃の距離感はだいぶ変わりました。そして、MMA用の身体やテクニックを身に付けました。自分の一発が当たれば試合はひっくり返せる自信も付いたし、MMAとK-1の両方で生かせるスキルが身に付いています。今後も両方でやっていきたい思っています。あと、いろいろな選手とスパーリングを重ねたので、本当に対応力が付いたと思います。だから奇策に出てこられても大丈夫ですね」
ーー今後はどんなプランを?
「短いファイター人生なので、とことん突き詰めてやろうと思います。MMAも立ち技も、もともと両方ともやりたかったし、自分が子供のころから思い描いていたファイター像に近づいています。昔から、大みそかやUFC日本大会にも全て行っていたし、選手を生で見られるだけでも幸せだったので、自分が同じ舞台に上がって試合をするなんて。
実は夢があるんです。立ち技でもMMAでも世界のトップを獲って、全部やりきってからWWEに出たいです。出られたらいつ死んでもいい。ロンダ・ラウジーとかコナー・マクレガーもWWEに出てくるじゃないですか。やっぱりエンターテインメントがやりたいので」
ーー何だか、以前よりも落ち着きましたよね?
「野杁選手とゲーオ選手に2連敗してから落ち着きが出てきましたね。昔は相手が誰であろうと“自分、自分”だったんですが、いろいろな選手をリスペクトし始めました。ファイトスタイルだけではなくて、入場前の面持ちとか、いろいろな角度から選手を見るようになって。そうしたらすごく勉強になると思ったんです。
あと、その2人に負けた後、初めてK-1を客席から見た時に、ファイターってカッコいいなと思いました。自分も同じリングで戦っていると思うと、それでさらに自信も出ましたね」
●編集部オススメ記事
・K-1の木村“フィリップ”ミノルがMMAに初挑戦
・木村ミノルとベネットがK-1のリングで初顔合わせ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
新着情報
【関連リンク】