【ROAD FC】46歳マイティ・モーが初防衛へ闘志「真の王者を証明する」
12月10日(土・現地時間)韓国・ソウルの奨忠(チャンチュン)体育館にて開催される『ROAD FC 035』の前日計量が、9日(金・同)同所にて行われた。
メインカードの全選手が計量を問題なくクリアー。ROAD FC無差別級タイトルマッチで激突する王者マイティ・モー(アメリカ)と挑戦者カルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)は参考計量に臨み(無差別級のため契約体重は無し)、モーが131.5kg、トヨタが114.4kgで、その差は17.1kgとなった。
モーは今年9月のROAD FC無差別級トーナメント決勝戦で、チェ・ホンマンを伝家の宝刀サモアンフックで初回KO。初代無差別級王座を獲得し、46歳にして初のMMAのベルトを巻いた。今回の初防衛戦に向けて、「真のチャンピオンはベルトを守らなければならない。明日は私が真のチャンピオンであることを証明しよう」と闘志を燃やす。
対する挑戦者カルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)は「ROAD FCに参戦し、タイトルマッチで戦えることを光栄に思います」と控えめ。日系三世のブラジル人で現在44歳のトヨタは2006年にDEEPでMMAプロデビュー。その名を一躍知らしめたのが、昨年7月に開催されたROAD FC日本大会でのホンマン戦。トヨタは右フック一発でホンマンの巨体を横倒しにし、1Rわずか1分29秒で衝撃的なKO勝ちを収めた。
ともにホンマンを豪快にKOし、ビッグインパクトを残した両者。無差別級ならではの迫力のある攻防に期待が高まる。
一方、今大会で注目を集めているのがメインイベントのスペシャルチャリティーマッチ。なんと韓国の映画やドラマ、バラエティ番組などで活躍する有名俳優キム・ボソンが、50歳にしてMMAデビューを果たす。ボソンは日頃から小児がんを患う子どもたちをサポートするための活動を行っており、今回のボソンのファイトマネーと大会の入場収益全額が寄付されることになっている。
MMAデビュー戦を目前に控え、ボソンは「恐れ多くも、私はこうして戦う機会を与えて頂きました。小児がんを患う子どもたちのためにイベントの収益を寄付することを決断してくれたROAD FCに感謝します」と感謝を述べた。
一方、そのボソンと対戦するのは48歳の近藤哲夫(FightingTeam A-TOYS)。関西を拠点に開催される格闘技イベント『ACF』などで代表を務めながら、自らも現役選手として”武士正”のリングネームで活動している。近藤は「明日ようやく試合ですが待ちくたびれました。僕は待つことが嫌いなので、明日は早く終わらせようと思います」と、手加減無しの早期決着を予告した。
ほかにも、今大会のセミファイナルではROAD FC無差別級タイトルマッチが行われ、王者クォン・アソル(韓国)に元修斗環太平洋ウェルター級王者・佐々木信治(総合格闘技道場BURST)が挑む。
今回が初防衛戦となるアソルは「今年の締め括りとなる大会のメインカードで戦えることは光栄です」と挨拶。対する佐々木は「ここにこうして立っていられることを嬉しく思います。明日、僕がベルトを奪います」と王座奪取に燃えた。
また、ROAD FCミドル級タイトルマッチで王者チャ・ジョンファン(韓国)に挑戦するDEEP同級王者RYO(ランズエンド・ZERO-ONE MAX)は「在日韓国人である僕が、本当強いのか、そうではないのかを、試合でお見せすることになるでしょう」と意気込みを話した。
ワンマッチで元ONE世界バンタム級王者にして元UFCファイターの強豪キム・スーチョル(韓国)と対戦する清水俊一は、「ここで戦えることになり、とてもラッキーに感じています」とコメントしている。
日本のリングで活躍する選手が多く参戦する今大会。あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。
PHOTOS=ROAD FC(C)
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