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【NIPPON FIGHT】魔裟斗が再び大みそかに戦う理由

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2016/12/12(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

気合いの入った表情でミットへパンチを叩き込む魔裟斗。調子は上がり続けている

 12月31日(土)神奈川・大さん橋ホールにて開催される『NIPPON FIGHT』に、昨年に続き出場が決定した元K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗。昨年は山本“KID”徳郁と11年ぶりの再戦を行い、一夜限りの復活と思われていたが、なぜ今年もリングに上がることを決意したのか。

「僕も昨年の1回きりだと思っていました。だから、終わった後はキックボクシングの練習は全くやっていません。もうやるつもりはなかったですから」と魔裟斗。しかし、8月に今回の打診があり、「昨年やって楽しかったというのが大きいです。楽しかったから、また今年もやろうかなって思いました」と、オファーを受けた理由を語る。

 今回の相手は、現UFCファイターの五味隆典(久我山ラスカルジム)。魔裟斗が1979年3月生まれ、五味が1978年9月生まれと年齢も近い。

「最初に聞いた時は“また現役だな”と思いました(笑)。ただ、相手もそれなりに名前がある選手じゃないと意味がないですからね。同じ時期に僕がK-1を代表していたし、五味選手はPRIDEを代表していた。格闘技の一番いい時代を知っている2人です。交わることのなかったその2人が、このタイミングで運命が引き寄せたのかな」

 格闘技ブームの時代、まさに両者はK-1とPRIDEを代表するエースだった。2009年に魔裟斗が引退2番勝負を行う際には、五味が名乗りをあげたこともある。ところが魔裟斗は当時、五味のことを全く意識していなかったという。

「僕はK-1、彼は総合格闘技で戦うことはないと思っていましたからね。だから試合を見たこともなかったです。引退試合の時に名乗りをあげていたのも最近になって知ったくらいです」

 そのため、試合の映像を見たのは今回の対戦が決まってから。魔裟斗は「パンチでアグレッシブに倒しに行くスタイルというイメージ」と評する。また、「38歳で現役でやっているのは凄いことですよね」とリスペクトも口にした。

●次ページ:魔裟斗が戦いを通じて発信したい“最後の”メッセージとは?

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