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【Euro FC】近藤有己がチェコで再起戦

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2017/01/10(火)UP

『Euro FC』の第2回大会で対戦が決まった近藤(左)とナイズ(右)

 2月11日(土・現地時間)チェコ共和国プラハのO2アリーナにて開催される『Euro FC 02』に、元パンクラス・ミドル級&ライトヘビー級&無差別級の三冠王・近藤有己(パンクラスイズム横浜)が参戦することが発表された。

 2016年4月にドイツで発足したヨーロッパの新興MMA(総合格闘技)団体『Euro FC』。同年10月にフィンランドで開催された第1回大会『Euro FC 01』に元DREAMフェザー級王者・高谷裕之が出場したが、今回はその第2回大会となる。

 高谷に続き、同団体と契約を交わした二人目の日本人ファイターとなった41歳の近藤。1996年のプロデビューから長年に渡ってパンクラスの屋台骨を支え、三階級のタイトルを獲得してきた歴戦の勇者だ。若手の頃から“不動心”を自らの座右の銘とし、UFCやPRIDEといった大きな舞台でもその冷静沈着な試合運びでファンに印象を残してきた。

2015年11月の『PANCRASE 271』で、修斗初代ライトヘビー級王者・川口健次(左)を右フックで初回KOした近藤(右)。以降は2連敗を喫しており、今大会で勝利を目指したいところだ

 そんな近藤は昨年12月に出場した『PANCRASE大阪大会』で、キャリア100戦目に到達。しかし、試合はグッドマン田中に判定で敗れ、記念すべき100戦目を勝利で飾ることはできなかった。その悔しさをチェコの地で晴らしたいところだ。

 その近藤と対戦するのは、地元チェコ出身の39歳ペトル・ナイズ。現在までに24戦23勝1敗の好戦績を収める強豪で、唯一の黒星は2013年に同郷の元UFC選手カルロス・ヴェモラに喫したものだ。

 主催者からのリリースでは、この試合について「ナイズにとってはおそらくキャリア最大の戦いになるだろう」と記載されている。また、ナイズも「近藤は非常に高い技術を持つ熟練ファイターだ。その戦歴と同様に、彼の安定感には目を見張るものがある。私は彼のことをとても尊敬している。一生懸命に戦いたい」と、試合に向けたコメントの中で近藤に対する敬意を強調した。

 この対戦カードが今大会のダブルメインイベントのうちの1試合に決まったことからも、近藤に対する期待の高さが覗える。果たして日本が誇るMMAレジェンドは、チェコの地で復活の狼煙を上げることができるか。

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