【Krush】木村ミノル、再起戦の相手が決定「全部出し切ります」
5月28日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.76』の記者会見が、4月6日(木)都内にて行われ、新たな決定対戦カードが発表された。
既に参戦が明らかとなっていた木村“フィリップ”ミノル(Team Philip/GSA/WSR)の対戦相手は、KENJI(K-1ジムEBISU小比類巻道場)に決定。両選手がそろって会見に出席し、意気込みを述べた。
冒頭、宮田充K-1プロデューサーは「KENJI選手にとっては大きなチャンスを活かせるか、木村選手にとっては戦うことで突破して欲しいという気持ちで組みました」と対戦決定に至った経緯を説明。
木村は昨年9月の『RIZIN』でのMMA初挑戦(チャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットに7秒でKO負け)を経て、3月の『Krush.74』で約2年半ぶりに原点であるKrushのリングに参戦。しかし、序盤にパワフルなフックで場内を沸かせたものの、西川康平の右フックを被弾し1R2分12秒でマットに沈んだ。今回はまさに悪夢からの再起戦となる。
対戦相手が決まった木村は、「相手が誰であろうと試合が組まれたことは嬉しいです。ここ1年くらいは人生の難しさに打ちのめされそうになりながら、這い上がってきているところです。ファイターの狂気も戻って来ているし、気持ちの面ではだいぶ取り戻せています。対戦してくれる相手にも感謝しています」と、近況と共に感謝の言葉を述べた。
3月の敗戦後にはオーバーワークとの声も聞かれたが、これについては「オーバーワークは正直あったと思います。そうなっても仕方が無いですよ。1年ぶりでしたし、ファイターとして勝ちたかったですから」と悔しさをにじませる。しかし、「これも経験です。学んだことも多いので、負けたことは良いことだったと思っています」と前を向いた。
再起のリングに向けて、「アスリートとして当然のことですが、まずは自分に勝って自分の最高を作り上げて、そのうえで相手をしっかりと研究します。KOか判定かは分からないですが、とにかく自分らしい凄い試合はするつもりです。人生、もう後ろは無いので、ここで全部出し切ります」と闘志を燃やした。
一方のKENJIは1月の『Krush.72』で平山迅に判定勝ちを収め、3月の『Krush.74』では元Krush -67kg王者・牧平圭太に善戦するも、左ハイで右目上からの流血に追い込まれてTKO負けを喫した。木村と同じく、今回は再起戦となる。
木村との試合が決まり、「(木村の)前回の試合を見て、正直かっこつけすぎかなと思いました。強い選手ですが、油断しすぎもあったと思います。次はそのあたりを徹底的に考えて来ると思うので、楽しみですね」と意気込むKENJI。
しかし、「僕も年齢は34歳なので、今年で辞めようと思っています。それまでに戦いたい選手が3人いて、1人が牧平選手でした。あと2人いるのですが、正直なところ木村選手ではなかったです。でも、木村選手はここに入っても良いくらいの相手です」と、現役生活ラストイヤーを走り始めていることも明かす。
試合に向けて、「破壊されても良いと思っています。それくらいのリスクを背負って僕も相手を破壊しに行くので。納得して格闘技を辞められたら良いと思っています」と覚悟を口にした。
●編集部おススメ記事
・西川康平の右フック一発に沈んだ木村ミノル
・前王者・牧平圭太と対戦したKENJI
<決定対戦カード>
▼Krush -67kg Fight 3分3R・延長1R
木村“フィリップ”ミノル(Team Philip/GSA/WSR)
vs
KENJI(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
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