【Krush】挑戦決定の島野浩太朗、王者・郷州征宜とは「果し合いになる」
3月10日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.86』の一夜明け会見が、11日(日)都内にて行われた。会見にはMA日本スーパーフェザー級王者・島野浩太朗(25=菅原道場)が出席。島野は第6試合で山本直樹(27=優弥道場)とKrush -60kg王座次期挑戦者決定戦を争い、1R1分53秒、KO勝ちを収めている。
島野は「昨日の試合は本当に入り込んでいて、試合の内容とかはあまり覚えてないんです。覚えてないというか、熱くなったという意味ですね」と試合を振り返る。
「Krushのリングって本当に独特の雰囲気があると思っていて、試合前に対策を練っていても良い意味で飲まれるというか。昨日はそこに乗っかって自分が感じたまま動こうと思って、1R開始直後から全開で行こうってスイッチが入っていました。対戦相手の山本選手は内に秘めた闘志を強く感じる選手だなと思いましたが、自分が一番(戦っていると)実感できるKrushというリングを最高に感じて、KO勝ちという結果で一夜明け会見を迎えられてすごく良かったと思っています」
1Rに山本の飛びヒザ蹴りをもらって倒れかかったが、「あれはドンピシャでもらっちゃって、ダメージが足に来ちゃいました。でも菅原道場では“ダウンをもらってもそこから巻き返す”や“どんな劣勢になっても一発叩き込む”練習を普段からやっているので、相手の攻撃はもらいたくはないですけれど、もらうことも想定内で準備しています。もちろんそこは一応寸止めでやるんですけれど(笑)、菅原道場イズムでやっています」と、日頃の練習の成果が出たようだ。
この勝利により、Krush -60kg王者・郷州征宜(31/ごうしゅう・まさのぶ)への挑戦が決定。「郷州征宜という選手が一人の人間として、たくさんの人に感動や勇気を与えて戦い続ける偉大なチャンピオンだと思っているので、そういう認識の方が強いですね。(尊敬する部分がある?)もちろんあります。なので自分も郷州選手と戦えることが凄い嬉しいです」と王者へのリスペクトを口にする島野。
同時に「自分が初めてKrushのリングで戦わせてもらったのが7年前で、4年前のタイトルマッチで1度負けてしまって(※第4代王座決定戦で卜部弘嵩に判定負け)。タイトルを逃してから今日に至るまで、自分が連敗した時も菅原会長がいつもと変わらず毎日マンツーマンで時間を費やしてくれました。ここ(Krushのベルト)に向かって頑張ろうということを自分に感じさせてくれて、一緒にやってきたので、自分がやってきた全てをタイトルマッチの日に形にしようと思っています」と、タイトルへの想いを語った。
そして「郷州選手とのタイトルマッチは、間違いなく正面衝突の果し合いになると思っています。3分3R、最後の1分1秒までの削り合い、ぶつかり合い、凌ぎ合いになると思っているので、そこに向けて最高の準備をして、Krushのチャンピオンベルトを必ず獲ります」と、激闘での王座奪取を誓った。
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