【RIZIN】那須川天心の相手に中村優作を抜擢した理由
5月6日(日)マリンメッセ福岡で開催される『RIZIN.10』の追加対戦カードが、4月5日(木)都内で行われた記者会見で発表された。
会見ではRISEバンタム級王者・那須川天心(19=TARGET/Cygames)の対戦相手が、初代WSOF-GCフライ級王者・中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン)に決まったことが発表された。両者はRIZINキックボクシングルール、58.0kg契約、3分3Rで対戦する。
榊原信行RIZIN実行委員長は、那須川の相手に中村を用意した理由を次のように説明した。
「那須川天心とやる=知名度を上げること。自分の存在を知らしめるチャンスなので、天心とやりたい選手はたくさんいます。今年はいろいろな意味で那須川天心包囲網というか、誰が那須川天心の首を獲るのかがテーマになっています。その中でRIZINは異種格闘技戦をやりたい。キックルールでキックボクサーvsキックボクサーにはしたくありません。せっかくRIZINでやるので、立ち技の異種格闘技戦にしたい。
総合格闘家はあらゆる技術が卓越していないといけない。中村選手は日本拳法出身で打撃系ですし、出入りの速さも含めて堀口恭司選手に共通する部分があります。天心を苦戦させる、もしくは総合格闘家が持つスキルの中で倒す可能性もあります。やるかやられるか、天心をどこまで追い込めるかと日本の総合格闘家を見渡した時に、中村選手がいけるんじゃないかとオファーをさせてもらいました」
会見後の囲み取材では「タイ、ヨーロッパ、アメリカの選手など10人くらい候補はいました。でも何となく連れて来て日本のファンが強さを知らない選手と天心がやっても興味を持たれないと思うんですよね。その相手の実力が少なくとも日本のファンの中で分かっている相手がいい。総合格闘家にキックボクシングをさせて何だよ、との声もありますが、総合格闘家は全ての技術がナンバーワンでなければ総合格闘家とは名乗れない、と堀口選手も言っています」と、日本のファンに強さが知られていないキックボクサーを連れて来ても興味は持たれない、と語った。
また、「中村選手は打撃が強く、日本拳法のベースがある。キックボクサーとは距離感が違いますし、キックボクシングのセオリーとは違うので、必ずしも天心の思惑通りになるとは限りませんよ。中村選手はハートも強いので、やってくれるんじゃないかと思っています」と、那須川が絶対的に有利だとは限らないとした。
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