【K-1 KRUSH】卜部功也、アンタッチャブル復活へ「強い姿を見せて大将として締める」=7.21 日中対抗戦
7月21日に東京・後楽園ホールで開催される『K-1 KRUSH FIGHT.103』の「日本vs中国・7対7全面対抗戦」に出場する選手たちが、9日都内にて公開練習を行った.
対抗戦の大将を務めるのは第2代K-1ライト級王者・卜部功也(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)はスピード感のある動きを披露してインタビューに応じた。対戦相手は、一昨年の対抗戦に出場して、功也の兄である第2代K-1スーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩に勝利した実績を持つジェン・ジュンフェン(27=中国)だ。
卜部はアンタッチャブル(触ることが出来ない)の異名の通り、卓越したテクニックを持ちスーパー・フェザー級時代には初代王座獲得と世界最強決定トーナメント優勝を達成。2017年からライト級に転向し、昨年3月にウェイ・ルイをKOし第2代王者に就いた。しかし今年3月の「K’FESTA.2」で同門の林健太に敗れてベルトを失い引退も考えていたが、対抗戦のオファーを受けて再起することを決意した。
カード発表会見時には、前回の敗戦を受けて「もしかしたら次が僕にとって最後の試合になるかもしれない」と引退をほのめかす発言をしていた功也だったが「本当に良い練習ができているので試合当日は楽しみにしてほしいです。今回が最後だとかそういうことを今は考えてなくて、目の前の試合にベストな状態で臨むだけです。今はネガティブなことは考えずに、ただ単に強い姿を見せたいとシンプルに思っています」とジュンフェン戦に完全に集中している。
昨年の怪我から半年以上フィジカルトレーニングができていなかったこともあり「もう1度身体を作り直してベストな状態に持って行きたかったので、まずはフィジカルをもう1度戻そうと思いました。そうするとやっぱり身体の反応も良くなりますしフィジカルは自分にとって凄く合っていて、今は本当に良い練習ができていますね」とフィジカル面でも最高の状態を再構築。
昨年の対抗戦では6勝1敗と完勝した日本チーム。昨年の雪辱を誓う中国チームを相手に今年も対抗戦を制することが出来るかは大将である卜部の試合にかかっているといっても過言ではない。その点において、「しっかり大将として試合を締めたい」と対抗戦の大将としての心意気も見せた。
副将戦では伊藤健人(26=K-1ジム目黒TEAM TIGER)が出場し、ジャオ・チョンヤンと対戦する。伊藤は4月のKRUSH後楽園大会で優谷と対戦し、約5年振りのKO勝利を挙げビッグインパクトを残した。対戦相手のジャオ・チョンヤンは現在K-1のカリスマ・武尊の持つベルトに最も近い存在だと言えるレオナ・ペタスと激闘を繰り広げているだけあって、伊藤がどのように戦うか注目だ。
コンディションを聞かれると伊藤は「調子は、ばっちりなので試合でどれだけ出せるかが勝負なので試合まで集中してやります」と万全のコンディションで臨むという。対戦相手の研究は進んでいるようだが「YouTubeで映像も見て、警戒する技だけは警戒して、(強いといわれているが)これといった印象は特にないですね」と全く臆するところはない。
三将戦では中野滉太(20=POWER OF DREAM)がワン・ポンフェイと激突する。中野はK-1王者の武居由樹や現KRUSHフェザー級王者の江川優生などの強豪選手を輩出している名門ジムのPOWER OF DREAMの新鋭だ。前回は3月「K’FESTA.2」でFUMIYAからKO勝利を飾っている。
対するポンフェイは初来日となった2016年の名古屋Krushでは野杁正明に三日月蹴りでKO負けを喫したが、その後めきめきと力をつけて武林風の現役王者に輝いた。さらに、野杁に以前TKO勝ちした実績を持つマサロ・グランダーにも勝利している。パンチのコンビネーションを武器とする中国新世代のファイターだ。
そのポンフェイを迎え撃つ中野はリズミカルなミット打ちを披露した後、「最高の状態に仕上がっているのでしっかり倒します。相手がチャンピオンというのもありますし、結構強い相手なのでしっかりした対策とコンディションは、ばっちりなので試合するのが楽しみです」と武林風王者の撃破に自信を見せる。
POWER OF DREAM勢が今年全勝と波に乗っていることもあり「先輩方が良い勝ち方で6月も終わったので、7月はしっかり自分が良い勝ち方で倒して次につなげます。日中対抗戦なので日本を代表してしっかり仕上げてきます」と力強く意気込みを語った。
☆7.21 K-1 KRUSH FIGHT対戦カード、イベント情報はこちら
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