2020/08/24（月）UP
（最終更新：2020/08/24 21:37）

”粘り強さ”が武器と語った一吉（C）K-1

　8月29日（土）東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.116』で、開催される［第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント］の準決勝で、山際和希（31＝谷山ジム）と対戦する、一吉（27＝かずよし/RAOU JAPAN）が公開練習を行った。

　本来は、松岡力（26＝K-1ジム五反田チームキングス）が出場予定であった準決勝だが、松岡が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要があり、出場を見合わせることになった。そこで、一吉が急遽参戦することが決まった。

右ミドルを放つ一吉（左）（C）K-1

「オファーを受けた時は嬉しくてしょうがなかったです。このチャンスを絶対にモノにしてやろうと思いました」と、強い意志で出場を決めたという。

　公開練習では、「日頃から追い込んで練習しているので、何の心配もない」との言葉通り、パンチとミドルキックを中心としたパワフルなミット打ちを披露し、仕上がりの良さをアピールした。

（C）K-1

　一吉は小学1年生でグローブ空手を始め、中学からはキックボクシング・ムエタイも学び、高校入学後から本格的にキックボクシングに転向。卒業後の19歳でプロデビューを果たした。プロでは九州で行われているムエタイルールの大会を主戦場とし、九州・大阪を含めて合計5本のベルトを巻いたことがある実力者。昨年は韓国の格闘技イベント「AFC」のタイトルにも挑戦している。

　自身のファイトスタイルについては、「ザ・不器用なファイトスタイルです。僕は根性で戦うタイプです。周りからもそう言われますし、僕自身もそう思っています」と述べる。気持ちの強さを売りに、今回のビッグチャンスをモノにしたいところだ。

（C）K-1

　準決勝の対戦相手の山際の印象を聞かれると「自分の距離感を保って、自分のやりたい試合をするキレイな戦い方をする選手だと思います」という。決勝では近藤魁成との対戦を希望し、「彼もキレイに戦う選手で、フィジカルトレーニングも始めたと聞いているのでパワーもついてきている」と、決勝の選手の分析も進んでいるようだ。

　最後に「僕の武器は粘り強さ。最後の最後まで殴り続ける・蹴り続けるのが自分の強み」と止まらない打撃で、強豪揃いのトーナメント制覇を誓った。

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