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【五輪柔道】”最強”リネール、フランス優勝に「柔道の母国で団体優勝、信じられない」

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2021/08/01(日)UP

リネールが柔道の母国日本での団体優勝に「信じられない」と喜んだ(c)Getty Images

 東京オリンピック柔道最終日は、昨日31日、日本武道館にて男女混合団体戦が行われ、決勝でフランスが日本に4-1で勝利、フランスが金メダルに輝いた。
 この6名による団体戦は勝ち抜き戦ではなく、定められた階級の選手同士で戦い、先に4勝したほうが勝ちとなる。
 この決勝で最も注目されたのは4戦目の90kg超級の部。100kg超級で五輪2連覇、世界選手権10回優勝の”最強”テディ・リネール(32=フランス)と100kg以下級で今回金メダルのウルフ・アロン(25=了徳寺大職)の一戦だ。

【動画】柔道団体戦、リネールが日本のウルフ・アロン豪快な内股で投げるシーン

 ここまで2勝1敗とリードするフランス、リネールは身長204cm、体重140kgの体格差を生かし序盤からパワーのある組み手争いと投げ技で攻める。そのパワーの差は歴然で、ウルフは防戦中心となり指導が2となるが、何とか耐え切り延長戦へ。延長に強いスタミナのあるウルフは積極的に攻め始め、互角の戦いになるが、ウルフが足技をかけたところにリネールがカウンターの内股が炸裂し技ありを奪い勝利。
 この時点で3-1と勢いの乗ったフランスは副将の女子57kg級で今大会銀メダリストのシジクも技ありを奪い勝利し、フランスが先に4勝をあげ勝利した。

 リネールは試合後にSNSを更新「私たちのスポーツ(柔道)の母国でチーム優勝は素晴らしいことだ。信じられない。ありがとう」と綴った。

 フランスは柔道個人戦で女子63kg級のクラリス・アグベニューのみが金メダルを獲得。五輪3連覇を目指したリネールは銅メダルに終わっていたので、フランスにもたらした柔道の2個目の金メダルは嬉しかっただろう。リネールが言うように柔道の母国日本でフランスが団体優勝したのだからなおさらだろう。

 なお、リネールは一昨日のNHKの報道で自身の母国で行われるパリ五輪へ向け現役続行を明言。試合後の会見で「金メダルを獲得するチャンスは2024年のパリオリンピックにもある」とパリで金メダル獲得に向け現役を続けることを示した。

▶︎次のページは【動画】柔道団体戦、リネールが日本のウルフ・アロン豪快な内股で投げるシーン

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