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【五輪柔道】何?ウルフトルネードか!? 豪快に一本勝ちしたウルフ・アロンのアクロバットな技が話題に

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2021/07/30(金)UP

決勝で一本勝ちし金メダルを決めた瞬間のウルフ。一回戦の豪快な投げ”浮技”も話題に(Getty Images)

 東京オリンピック柔道男子100kg級では、昨日29日、同階級で井上康生以来21年ぶりの金メダルを獲得したウルフ・アロン。初戦となる2回戦で相手を遠心力を使いながら豪快に放り投げるように一本勝ちしたが、その見慣れぬ技についてネットで話題になった。
 中継のNHKも一本勝ちしたとき、解説陣も裏投げか、と正式な技名は発しなかった。見た目は抱え込んで斜め後ろに投げていることから、大きく遠心力を使った裏投げのように見える。

【動画】今回の”トルネード系”ウルフの豪快な浮技、基本の浮技、丸山が阿部を破った浮技の3本

 ネット、SNSやニュースコメントでは「何だアレ!?」「裏投げじゃねぇの」「これはウルフトルネードだ」と騒然となった。格闘技でもこんなアクロバティックな投げはなかなか見られない。

 その後、間もなくして浮技(うきわざ)と発表された。柔道の投げの型15にも指定されている巴投げと同じ捨て身技(自ら畳に身体を倒す)の一種だ。襟と袖を掴み、相手を引き込み、前に出させ自身をやや斜めに倒し重力と遠心力を使い、足「内側(内股)」を引っ掛け投げるもの。

 しかしウルフは相手の脇をさしながら遠心力を使い180度回転し倒れながら自身の足の「外側」に引っ掛けている。足の「外側」にかけても浮技となるのだろう。トルネード裏投げと思いきや、トルネード浮技だった。

 倒れながら「内側」の足に引っ掛ける通常の浮技は19年4月の全日本選抜体重別で丸山城志郎が阿部一二三に技ありを奪った技。しかし、ウルフのような豪快な浮技はなかなか見ることができない。

 今回のウルフの試合で見せた豪快な浮技、丸山が阿部を破った浮技、基本の浮技などの動画をここに掲載した。比較してみてほしい。

▶︎次のページは【動画】今回の”トルネード系”ウルフの豪快な浮技、基本の浮技、丸山が阿部を破った浮技の3本

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