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【ボクシング】リゴンドー、リングに立った時点でWBAが王座剥奪へ=8.14カシメロ戦

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2021/08/13(金)UP

14日(日本時間15日)カシメロと対戦するリゴンドー

 8月14日(現地時間/日本時間15日)、WBO同級王者ジョンリエル・ カシメロ(32=フィリピン)とWBA同級レギュラー王者のギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)のバンタム級タイトルマッチが行われるが、リゴンドーがWBAの認可を受けていなかったため、リングに上がった時点でレギュラー王座を剥奪すると発表した。海外メディア ボクシングシーンが報じた。

【動画】リゴンドーがドネアのパンチでダウンも最終Rで流血させ圧倒するシーン

 報道によると、WBA選手権委員会のカルロス・チャベス委員長が、リゴンドーに宛てた公式文書のコピーをボクシングシーンが入手したとした上で「メディアを通じて、あなたが8月14日にカーソンでジョン・リエル・カシメロと戦うことを知りました。WBOの制限により、この試合はWBA王座決定戦ではありません」とリゴンドー側から報告が無かったという。

 他の団体は、王者がWBAのセカンダリータイトル(レギュラー王者や暫定王者)とタイトル統一戦を行うことを推奨していない。WBOはWBOのベルトだけをかけたタイトル戦ということで、この一戦を認可していた。
 WBAはスーパー王者が正規王者という位置付けのようだ。WBAの同階級のスーパー王者は井上尚弥だ。ちなみにWBAミドル級スーパー王者には村田諒太がいる。報道によると、WBAはこれまで認めてきたセカンダリータイトルを廃止していく方向にあるという。

 この試合はWBAの認可を受けていないため、リゴンドーはWBA認定王者に関する非認可試合のルール違反に該当する。”協会のチャンピオンや公式に認められた選手が、選手権委員会の承認や認可を得ずに試合に参加した場合、そのタイトルや認められた資格を取り消されることがある。”明記されている。
 上記理由からチャベス委員長は「前述の(非公認試合を対象としたルール)を踏まえて、本委員会は、あなたがリングに上がった時点で、あなたのWBAバンタム級タイトルは空位とすることを決定しました」と宣言した。

 リゴンドーはリングに上がった時点でタイトルを剥奪されるが、それが統一戦であれ、負ければベルトを手放してリングを降りることになる。リゴンドーが勝てばWBOの王者としてリングを降りるだけだ。さらにWBAがセカンダリータイトルをいずれ廃止するのなら、剥奪が早くなったと同じことだ。果たしてリゴンドーはWBO王者としてリングを降りることができるか。

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