【RIZIN】KO決着か死闘か、元UFC戦士・堀江圭功「戦争に行く気分」、連勝の新星・中田大貴「執着心、醜くても勝利を掴みとる」

2021/11/26（金）UP
（最終更新：2021/11/26 22:28）

　11月28日（日）兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催されるケージ（金網）のMMA大会『RIZIN TRIGGER 1st』へ向けて、試合前の個別インタビューが行われた。［RIZIN MMAルール：5分 3R（68.0kg）］で対戦する、堀江圭功（ALLIANCE）と中田大貴（和術慧舟會HEARTS）がインタビューに応じた。

　堀江は極真空手をベースに21歳でパンクラスでプロデビュー。得意の打撃を武器にMMA8勝1敗で駆け上がると、19年7月、UFCに参戦。足を使った軽快な動きからパンチでダウンを奪うも、3Rにハイキックでダウンを奪われKO負けした。RIZINには今年3月に初参戦すると、ZST王者の関鉄矢に右ストレートをヒットさせTKO勝利。9月に佐々木憂流迦を打撃で圧倒し、判定勝利を収めた。

【動画】堀江のKOシーン、右ストレートからパウンド葬に

　堀江は現在の心境を「戦争に行くっていう気分」とシリアスモード全開。減量やコンディションについては「減量があと5kgなので、水抜きをやるが、いつもよりちょっと体重の落ちが悪い。しかし、体調は今回68kgなので、良いですね」と、減量には苦戦するも、コンディション自体は問題なさそうだ。

　対戦相手の中田については「根性があって打たれ強い、前に出てこようとする」と印象を語った上で、「打撃の展開が多くなるかと思うが、自分はMMAで戦う。その上でも打撃の展開が多くなって、面白い試合になると思う」と、勝利への強い自信を見せた。

　また、理想的な試合展開については「KOで終わる確率が高いと思う。相手も打たれ強いんで、ほんと死闘になる可能性もあるし、KOで終わる確率も高いと思う」と決死の覚悟を見せた。

　対する中田は大沢ケンジ率いる和術慧舟會HEARTS所属の機体の新人。昨年にパンクラスでプロデビューし、キャリアは4勝1敗。今年は、2月の『Road to ONE:4th Young Guns』で1RでTKO勝利。同5月にはUFC参戦経験のある元王者・田村一聖をKOで下す大金星を手にし、9月には第3代THE OUTSIDER 75-70kg王者のRyoに判定勝利を収めており、3連勝と波に乗っている。

　中田は現在の心境について「心の中が澄み渡って、当日やるべき事をやるだけ。沢山の観客の前で戦うのは初めてなのでワクワクしている」と興奮。

　対戦相手の堀江について「パワフルな選手、ストライカーで、打撃にキレがあり、ステップも凄い使って、力が強い」とその印象を話した上で「自分が中にガンガン入って打撃を当てる。休ませるつもりはない。ガンガン攻めて息をつく暇がない試合にする」と、真っ向勝負の構えだ。

　この試合を、堀江がKO決着か死闘になると表現したが、それに対し中田は「勝利に対しての執着心、醜くても掴み取ってやると言う気持ちが自分はある。失うものは何もない。心も身体も全て賭けてこの試合に臨む」と、その決意を述べた。

　KO決着か死闘か、真っ向勝負で最後まで立っているのは堀江か、中田か。

RIZIN
『RIZIN TRIGGER 1st』
11月28日（日）兵庫・神戸ワールド記念ホール
▼RIZIN MMAルール：5分 3R（68.0kg）
堀江圭功（ALLIANCE）
vs
中田大貴（和術慧舟會HEARTS）

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