皇帝ヒョードル“赤の広場”のラストマッチは消滅へ、ロシア・ウクライナ侵攻【ベラトール】
総合格闘技のレジェンドで元PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードル(44=ロシア)の引退試合について、ロシア首都モスクワの中心地「赤の広場」での実施が計画されていたが、最終的にそれは見送られたことが分かった。
【動画】衝撃のKO!皇帝ヒョードルの豪腕フックで巨漢ジョンソンが轟沈
ベラトールのスコット・コーカー代表は13日開催の『Bellator 276』の大会後の会見で、ヒョードルの引退試合について「今年のモスクワ大会は開催しない。ヒョードルの引退試合もそこではやらない。別の場所での実施を検討している」と言及した。
1年前、ヒョードルの引退試合を赤の広場で実施することについての許可をクレムリン当局から得ていたが、現在のロシアとウクライナ侵攻により、その計画を放棄したという。
「我々はモスクワで驚くようなショウを計画していた。赤の広場での引退試合の実施は承認されていたし、ヒョードルの素晴らしい送別式になると思っていた。しかし、状況が変わっため、何か別の会場を探さなければならない」と、残念そうに語った。
ヒョードルは昨年10月のロシア大会で、ベラトール現ヘビー級2位のティモシー・ジョンソンと対戦し、衝撃の初回KO勝利。儀式的な引退試合ではなく最後まで競技者としてのラストファイトを行いたいとの本人の希望により、その最後の相手に、現ベラトール・ヘビー級王者のライアン・ベイダー(38=米国)を指名している。
ヒョードルは19年にベイダーにまさかの秒殺KO負けを喫しており、その借りを返したい相手。そして、何よりベラトールの世界王者のベルトを巻いての引退がヒョードルの望むところだったのだろう。
ロシア・モスクワの美しさの象徴とも言うべき赤の広場での実施が確かに、皇帝の最後を有終の美を飾るにふさわしい場所だったのかもしれないが、現在の戦争が終結しない限りは、その実現はあり得ない。ヒョードルの引退試合はどこで実施されるのか、今後の動向に注目したい。
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