壮絶“ビンタ”大会で失神者が続出、非難の声に主催UFCホワイト代表「見たくないなら見るな」
強烈な平手打ち、いわゆる破壊力ある“ビンタ”を相手に食らわせて競い合う大会が北米で放送されたが、敗れた競技者が失神する場面が続出するなど、そのあり方に否定的な声が挙がっている。
【フォト&動画】物議となった『POWER SLAP』の失神KOシーン
物議を醸しているのは、総合格闘技の世界最高峰「UFC」代表のダナ・ホワイト社長が主催する『POWER SLAP』(パワー・スラップ)。
元々ロシアで生まれ東欧を中心に広まった平手打ち大会。そのハイライトシーンがネットで拡散され、この競技の人気は世界規模に。そこに目をつけたホワイト社長が競技性やエンターテインメント性を加味し、今回の『POWER SLAP』が誕生した。
ルールは先攻後攻をコイントスで決め、顔面への平手打ちを行うシンプルなもの。ラウンド制(3Rまたは5R)を採用し、各ラウンド、それぞれに1回の攻撃チャンスが与えられる。勝敗はKO(TKO)と判定決着があり、判定基準は打撃の有効性などとなっている。
18日にこの『POWER SLAP』の最初のエピソードが北米TV放送局「TBS」(その他の世界各国ではUFC FIGHT PASSで視聴可能)で放送されたが、初回から失神KO負けする競技者が続出。
ある男性選手は強烈な平手打ちでダウン。周囲のスタッフがすぐに保護をしたが、選手は脳震とうを起こしたのか、前後の記憶を失う状況が映し出された。すると、その注目度もあってか、「危険すぎる」「脳にダメージが残る」など多くの否定的な声が。
放送の前後から、ネット上ではその暴力性や危険性に疑問を投げかける声が多数上がっていたが、これに対し、ホワイト社長は反論。UFCとほぼ同等の医療チェック体制と米ネバダ州アスレチックコミッション承認のルールの下で実施していることを強調し、さらに「選手は大会で3回から5回の攻撃を受けるが、ボクシングなどは1試合で300回から400回のパンチを受ける」と他の格闘技と比較し安全面を訴えると、最後に「気分が悪く、見たくないなら、見なければいい」と言い放った。
この放送の2日前にルーマニア開催の平手打ち大会で、優勝者の顔面左半分は右側の2倍に腫れ上がり、「まるでホラー映画だ」とSNSで話題となり物議が起きたが、果たしてこの『POWER SLAP』はどの様な展開となるのか。
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