2023/03/30（木）UP
（最終更新：2023/04/01 13:21）

再起戦が決まった武尊は、祖母との別れを報告した

　昨日29日の記者会見で再起戦を発表したばかりのK-1三階級制覇の武尊（31=team VASILEUS）が、本日30日に自身のSNSを更新し、祖母が他界したことを報告。SNSでは、祖母との思い出の写真を掲載し、故人を偲んだ。

　昨日の記者会見で武尊は、ABEMAの専属PPV（ペイパービュー）ファイターとして1試合につき1億円の報酬が支払われることや、今年6月24日（土・現地時間）フランス・パリで開催される『Impact in Paris』のISKA K-1ルール世界61kg王座決定戦で、63.5kg王者のベイリー・サグデン（25=英国）と王座決定戦を争うことを発表した。

　武尊にとってリスタートとなる、そんな時に明らかにされた訃報だった。武尊はSNSに祖母との思い出の写真を掲載し「先日おばあちゃんが天国へ旅立ちました。最後まで応援してパワー送ってくれた皆様ありがとうございました。記者会見終わってやっと会いに来れた」と報告した。

「最初は怪我してほしくないって格闘技やることも反対していたけど、デビューしてからは毎回会場まで応援しに来てくれて、書道家だったおばあちゃんに書いてもらった『武尊』の文字をデビュー戦から全試合パンツに入れて一緒に戦ってくれてました」と、祖母の書をパンツに入れて戦ってきたというエピソードも綴った。

　勝ったトロフィーとコスチュームは、毎回祖母にプレゼントしていたことも明かし「６月の復帰戦必ず勝ってトロフィーとベルトプレゼントしに行く。おばあちゃんたくさん本当にありがとう。天国でゆっくり休んでね。大好きだよ」と結んだ。

　先日の記者会見では、気丈にインタビューに答えていた武尊。きっと天国のおばあちゃんも、武尊の勇姿を見守っていてくれたことだろう。

　6月の再起戦は、最愛の祖母のためにも、勝ってトロフィーをプレゼントしたいところ。深い悲しみから立ち上がる武尊が、さらに大きな力をもらうことになりそうだ。

▶次ページは、【フォト】書道家の祖母が書いた達筆な「武尊」の書