恐るべきギニアの跳躍力！飛びヒザ蹴りで空手王者・大石を一撃KO、大の字で立てず

2024/03/05（火）UP
（最終更新：2024/03/05 23:23）

　3月3日（日・現地時間）ポルトガル・リスボンで開催されたキックボクシング［WAKO-PROインターコンチネンタル-75kg級タイトルマッチ］に、空手JKJO3連覇・大石昌輝（29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が挑むも、王者バッソ・ピレス（30=ギニア/ポルトガル）に1R、2段飛びヒザ蹴りでKO負けした。

【動画】大石が無念の一撃KO負け！王者の飛びヒザがアゴをとらえる瞬間

　大石はフルコンタクト空手のトップファイター。15年～17年のJKJO全日本大会で重量級優勝、20年の極真KWF世界カラテグランプリ85kg未満優勝などの実績を持つ。昨年3月のKrushでK-1グループ参戦すると、いずれも秒殺KOで2連勝。しかし9月、ブハリ亜輝留に判定負けした。
　今回は4戦目にして、海外のタイトル戦に抜擢だ。

　王者ピレスはギニア出身で、卓越した身体能力を誇る。バネのある飛びヒザ、よく伸びるパンチを武器とする。ネットでは”ギニア最強”とも呼ばれる人気選手だ。

　1R、王者ピレスは、ストレート、ローで前に出る。大石も回りつつローで返す。
　ピレスはストレート連打でどんどん詰めると、右ヒザと見せかけては左ヒザの、空中2段ヒザ蹴り！
　これが大石のアゴにヒットし、仰向けに倒れた。10カウントで起き上がれず、王者が地元での劇的な防衛を決めた。

　大石はSNSで「また練習して強くなります。必ず這い上がります」と再起を誓う。

　今回の試合は『ロード・トゥ・K-1』と銘打たれていた。勝利したピレスは、現K-1ミドル級（-75kg）王者・松倉信太郎の王座を獲りに出撃するのか。注目したい。

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