【海外極真】まるで『木人拳』、体捌きの練習は二人がかりで！世界獲りの稽古方法とは

2025/07/11（金）UP
（最終更新：2025/07/11 10:09）

　7月6日から13日までブルガリア・ヴァルナにてKWU戦士の夏合宿が開催。ここに11年の極真世界王者タリエル・ニコラシビリ（グルジア）が参加し、ユニークな指導を行った。一人の相手に対し二人が次々と襲いかかるというものだ。

【フォト＆動画】タリエル、現在と14年前の世界優勝の姿！次々襲いかかるこの体捌き動画も

　KWU戦士のKWUとは極真ワールドユニオンの略で、ブルガリアのプロ格闘技団体『SENSHI』の運営も行う。この夏合宿にタリエルのほかフランシスコ・フィリォやザハリ・ダミヤノフらの極真世界王者、キックからはアーネスト・ホースト、アンディ・サワー、セーム・シュルト、空道の長田賢一塾長らも参加した。

　それぞれのスペシャリストがクラスを担当し指導するが、タリエルの指導はユニークでわかりやすいことで知られる。後ろ回し蹴りの指導でも、誰でもわかりやすい体操のような体の動かし方から発展させ、多くの人が蹴れるようになるなど、自身が強くなった練習法を惜しみなく教えている。

　今回は三人一組になり、一人に対し、二人が手を伸ばして真っ直ぐに突進するというもの。一人はひたすら捌き続けるのだが、一人を捌くと、次にまた一人が来るので常に動き続ける。しっかりサイドに最小限に捌き反撃できる距離を保つ。

　タリエルに聞くと「二人が攻めてくるがしっかり重心を落とし、軸をぶらさずに捌き続ける」という。とくに突進してくる大型選手対策には役に立つようで、タリエル自身も世界大会優勝時には使っていたトレーニングだという。

　さながらジャッキー・チェンの「木人拳」のようだが、格闘技ビギナーの人たちもぜひ試してみてはどうだろうか。

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