「ドローは負け」比嘉大吾が引退表明、痛恨の“ラスト1分”ダウンも「攻めるしかなかった」ギリギリの心境語る
7月30日に開催された『U-NEXT BOXING.3』(横浜BUNTAI)の[WBA世界バンタム級タイトルマッチ]では、挑戦者・比嘉大吾(29=志成)が同級王者アントニオ・バルガス(28=米国)と判定ドロー(113-113×3)で王座奪取ならず。比嘉は4Rにダウンを奪うも、最終12Rのラスト1分でダウンを奪い返された。
比嘉は試合後会見で、引退を表明した。
【フォト&動画】ダウン応酬の大激闘!4Rにバルガス、最終Rに比嘉が倒れる瞬間
28日の会見で比嘉は「負けたらそのまま引退会見する」とコメントしていた。
試合は、比嘉が4Rに左フックでダウンを奪うも、ダメージを感じさせない王者バルガスは、スピード連打で盛り返す。12Rには比嘉が効かせる場面もあったが、ラスト1分を切って、王者の連打に痛恨のダウンを喫した。
結果は3者ともにドローに。比嘉は今年2月の堤聖也戦に続き、2戦連続のドローとなった。
試合後の会見で比嘉は、今後の進退について「負けと一緒。世界戦は負けとなるんで」と世界戦でのドローは負けだとし「これはずっと自分の中で決めてた。3回目組んでもらって、それで結果を出さなかったら、自分の中では終わりだと思ってる。引退します」と表明した。
最終Rにダウンを許したが「同じ過ちをしてしまった。(自分が)効かせたんですかね。その後に行って、倒されるという。でもあそこで判定っていうか、引かないで行って良かったかなと思いましたね」と振り返る。
最後まで攻めたのは「挑戦者なんで、前半中盤にかけて相手に取られてるぞという雰囲気だったので。もう選択肢は、自分は攻めるしかなかった」と攻勢に出た理由を語った。
更に「いつも最後の最後まで気を抜いていないんですけど。最後まで何が起こるかわからないって思いながらやって、最後の最後に倒れるということになった。ま、自分らしいかな。あそこで行かないよりは、行って、倒れたのも自分らしいかな」と語る。
地元の沖縄県民に向け「ここまで色々…色々あったけど、応援してくれたのはでかいっすね。感謝してます」と言葉を詰まらせる。最後にトレーナーやチーム、ファンや沖縄県民に向け、感謝の言葉を伝え「皆のおかげで楽しいボクシング人生でしたね」とコメントすると、壁際に座っている友人で2度戦った堤聖也に「堤、頑張って」と言葉を投げかけ、退場した。
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