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第3回「有明省吾の実像を追え!(後編)」

 大山倍達総裁が極真史上に残る最高の天才児として名前を挙げた、有明省吾=春山一郎の実像を追う中で、意外な証言を得たのである。

 極真会館の前身である大山道場、そのさらに前身である目白野天道場時代の弟子だったというA氏に電話でアポを取った時のことだ。昔の写真が欲しかったため、アポの際は写真を貸して欲しいと伝えるのが常だったのだが、A氏にも聞いたところ……。

A氏「何枚かありますよ。目白時代の弟子たちが集まって、大山先生の還暦を祝った時の写真もあるし、昔の写真もあります」

ボク「それは凄いですね。ぜひ貸していただけますか」

A氏「ああ、そうだ。漫画に有明省吾っていうのが出てくるじゃない? あのモデルになった先輩も一緒に写っている写真もあったはずですよ」

ボク「ええっ! 春山一郎の写真があるんですか?」

A氏「いや、その人ではなく……」

 これにはビックリした。春山一郎ではない有明省吾ってどういうことだ、と。A氏はさらに続けた。

「その春山さんって人は知らないけれど、目白時代にXさんっていう先輩がいたんです。この人が身体が大きくて強くて、大山先生が気に入っていたんですよ。『空手バカ一代』を読んだ時に“ああ、これはXさんがモデルだな”ってすぐに分かりました。大山先生が有明省吾について語っているインタビューとかを読んでも、Xさんのことを喋っているんです。だから“これは大山先生、春山一郎って人とXさんを勘違いしているな”って思っていました」

 とんでもないスクープを手にしたと思った。ボクの頭の中には「有明省吾は2人いた! もう1人の有明省吾の真実」という見出しがすでに浮かんでいた。
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