【ドラゴンジム】46歳の佐藤亮、被災地で復活!記念大会で完全KO勝利
11月25日(日)宮城・石巻にあるドラゴンボクシングスタジアムにて、『大震災復興チャリティーイベント NO NAME HEROES(ノーネームヒーローズ)』が開催された。
ドラゴンジムはK-1誕生と同年の1993年に秋田県湯沢市で活動を開始。プロ大会以外にもアマチュア大会を開催し、その自主興行開催数は70回を超える。今大会はドラゴンジム20周年記念大会となり、原点回帰の意味もあり1995年3月5日の初興行と同じ大会名「NO NAME HEROES」として行われた(通常の興行タイトルは「戦場」)。
この大会はドラゴンジムが16年間も続けてきたイベントで、キックボクシングで世の中の役に立ちたいという熱い思いがスタッフの原動力となり、チケットの収益から車椅子や書籍などを施設に寄付している。
今大会は記念興行となるため、ドラゴンジムやドラゴンジム興行に古くから関わっているメンバーが久しぶりにリングにカムバック、さらにメインイベントには、“打倒ムエタイ”を掲げ、現役時代に草ムエタイを多数こなし、現在は村上リエ、モニカといった女子トップ選手を輩出したDRAGON GYMの佐藤亮会長が一夜限り?の復活。DRAGON66のリングネームで参戦した。セコンドにはバンゲリングベイ・スピリットの新田明臣会長がつく。
対戦相手のJOMはキック、総合、ラウェイ、プロレスといった様々なリングに上がっているトータルファイター。
1R、サウスポーのDRAGON66は左ミドル。JOMが右ハイを出すも、スウェーでかわすDRAGON66はすかさず蹴りを返す。右ミドル、右ミドルと蹴り技で圧倒すると、不利とみたか、JOMは反則となるタックルを仕掛けイエローカード。再開すると、DRAGON66の一方的な展開となる。首相撲を仕掛けヒザ蹴り。ボディ、顔面にヒザをぶち込み、たまらずJOMはダウンを避けるようにタックルでごまかす。
なかなか組み付いて離れないJOMに対し、ぶち切れたDRAGON66は下からパンチ、蹴り上げ。試合再開と同時にラッシュを仕掛け、ヒザ蹴りの連打! ここで1R終了のゴング。
2R、 DRAGON66は左ミドルからの左ハイでダウンを奪う。立ち上がるJOMに対し、DRAGON66は左ハイ、顔面前蹴り、ヒザ蹴りの連打。これで再びダウンを喫したJOMは額から流血。
ドクターチェックが入り、再開。 バックブローで反撃するJOMだが、DRAGON66は左ハイ! 最後に飛びヒザからのヒザ蹴り連打で完全KO! 7年ぶりの試合、46歳とは思えない動きを見せたDRAGON66は試合後、「75kgあった体重を68kgまで落としたけど、腹筋が間に合わなかった。全然思った通りの動きが出来ませんでした」と反省。
リング復帰の理由については「今までたくさんの興行をやってきたけど、若い選手たちにメインイベンターというのはこういうものだ、技術だけじゃないんだぞというのを見せたかったし、46歳の生き様、戦うことで背中を見せたかったから。あとは、今まで自分が大会進行役をやったいたので、経験の意味を含めてスタッフに進行を任せたかった」とコメント。
気になる今後については「3月にタイで試合をしたいし、現役時代にルーラウィー・サラウィーティー(元タイBBTV王者)に腕を折られているのでリベンジマッチをすることが最終目標」とした。再びDRAGON66はリングに現れるのか!?
セミファイナルでは、元NJKFランカーの弘中史樹(フリー)が白岩義也(DRAGON石巻)と8カ月ぶりの再戦。一進一退の攻防の末、弘中が僅差の判定勝ち。この試合をラストマッチとし、リングを後にした。
DRAGON GYM
「大震災復興チャリティーイベント
NO NAME HEROES」
2012年11月25日(日)宮城・石巻市ドラゴンボクシングスタジアム
開場13:00 開始13:30
<全試合結果>
▼メインイベント(第12試合) 70kg契約 3分3R
○DRAGON66(DRAGON)
KO 2R1分38秒
●JOM(フリー)
▼セミファイナル(第11試合) フェザー級契約 3分3R ※ヒジあり
○弘中史樹(フリー/元NJKFバンタム級4位)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-29
●白岩義也(DRAGON石巻)
▼第10試合 西口プロレスタッグマッチ 時間無制限一本勝負
○三沢が光晴&小橋太っ太
片エビ固め
●ユダン・ハンセン&アブドーラ・ザ・ブッチャン
▼第9試合 スーパーライト級契約 3分3R
△ヤスタカ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット)
ドロー 判定1-1 ※29-28、28-29、29-29
△佐藤潤治(闘鶏)
▼第8試合 50kg契約 2分3R
○三堀“SMILE”美弥子(Y’ZD/J-GIRLSミニフライ級4位)
判定2-0 ※29-28、30-29、29-29
●森田洋子(闘鶏)
▼第7試合 70kg契約 3分3R
○佐々木 道(闘鶏)
KO 2R55秒
●高野浩二(ラビットカラテ)
▼第6試合 64kg契約 3分3R ※ヒジあり
○正木一樹(DRAGON秋田)
判定2-0 ※30-29、29-28、29-29
●サクレーンペット・オーエンジャイ(GET OVER)
▼第5試合 エキシビジョンマッチ 2分2R
-村上リエ(DRAGON GYM/J-GIRLSライト級王者、WPMOライト級王者、ワンソンチャイワールドタイトル63kg王者)
勝敗なし
-ビリー藤原(DRAGON大仙)
▼第4試合 エキシビジョンマッチ 2分2R
-安川 賢(チャイグンローイ/元NJKFフライ級王者、元全日本バンタム級王者)
勝敗なし
-ダイナマイト・ロー(DRAGON湯沢)
▼第3試合 55kg契約 3分3R
○沙斗流(ラビットカラテ)※デビュー戦
KO 3R45秒
●大橋隼人(チャイグンローイ)
▼第2試合 56.5kg契約 3分3R
○小野元也(Y’ZD)
KO 1R2分37秒
●ノリ・ゴールドライフ(ゴールドライフ)
▼第1試合 60kg契約 3分3R
○松本人志(FLAT UP)※デビュー戦
判定2-1 ※30-29、29-30、29-28
●和幸・ゴールドライフ(ゴールドライフ)
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