【シュートボクシング】魅津希とMIOが優勝、RENAは強敵に涙の勝利
シュートボクシング協会
「~ツヨカワGirls真夏の祭典~SHOOT BOXING Girls S-cup2013日本トーナメント」
2013年8月3日(土)東京・YAMANO HALL
▼メインイベント(第12試合) Girls S-cup2013日本バンタム級(53.5kg)トーナメント決勝戦 2分3R延長2R
○魅津希(みずき/白心会/Girls S-cup日本バンタム級トーナメント2012王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●高橋 藍(シーザージム/前SB女子フライ級王者)
※魅津希がトーナメント優勝。
バンタム級(-53.5kg)日本トーナメントの決勝戦は、昨年と同じ顔合わせとなった。昨年の優勝者・魅津希と高橋はこれまで2度対戦し、2度とも魅津希が勝利を収めている。3度目の対戦も魅津希が制すのか、それとも高橋がリベンジするのか。
1R、魅津希が高橋の出鼻を挫くようなジャブ、鋭い右ストレート。高橋はフロントチョークを極めかける。高橋の首相撲に魅津希は押し込んでのヒザ蹴り。
2R、高橋は首相撲からのヒザを狙うが、魅津希はショートアッパーを何度も突き上げる。パンチで押していき、逆に組んでのヒザを突き上げる魅津希。
3R、高橋は蹴りで勝負をかけるが、魅津希は右ストレートの強打で高橋をグラつかせる。高橋が組むと魅津希はショートアッパーの連打とヒザ蹴り。高橋の顔面を何度も魅津希のパンチがとらえ、判定3-0で魅津希が二連覇を達成した。
魅津希はリング上のインタビューで「めっちゃ嬉しいです」と優勝の喜びを語り、「二連覇できましたが、三連覇、四連覇していくことが目標です」とさらに連勝を伸ばしていくと宣言。
試合後のインタビュースペースでは、「昨年よりもパンチが的確に当たった。昨年は押し負けた部分がありましたが、今年は競り勝ったと感じます。私の方が背が低いので首相撲を取りに来ましたが、そこで的確にアッパーを当てられた」と勝因を語った。
さらに、「まだ遠い話ですが、シュートボクシング(以下SB)とMMA(総合格闘技)の両方で世界を獲りたい」と改めて両ジャンルの頂点を目指すことを目標に掲げた。
一方、敗れた高橋は「3回も同じ相手に負けたのは選手としてどうなのかと思います。1回休んで考えたいです」と進退を決めると語った。
また、シーザー武志SB協会会長は「彼女には反射神経を始め天性の才能がある。なかなか彼女を破る選手は出てこないんじゃないか」と、魅津希を高く評価した。
▼セミファイナル(第11試合) スペシャルワンマッチ 3分3R無制限延長R
○RENA(及川道場/Girls S-cup2010&2012世界大会優勝)
延長R 判定3-0 ※10-9、10-10、10-9
●ロレーナ・クライン(オランダ/WPKL女子フライ級王者)
※本戦は29-29、30-29(RENA)、30-30
“SBの世界女王”RENAがロレーナと初激突。ロレーナは昨年のGirls S-cup2012世界トーナメント1回戦で優勝候補の神村エリカを撃破。その後、吉田実代、V.V MeiといったSBで活躍する主力選手を破り、勢いに乗っている。
1R、ロレーナが顔面パンチからの左ボディを突き刺し、RENAが蹴ってくると蹴り足をキャッチして投げ飛ばす。RENAも負けじとボディを攻める。
2R、RENAはロレーナのパンチを空振りさせてのワンツー。ロレーナはRENAの蹴りをキャッチしてのパンチ。RENAは新技の三日月蹴りをタイミングよく当てる。
3R、RENAはこれも新技の後ろ蹴りと三日月蹴り。ロレーナはボディブローで攻めるが、RENAのワンツー、顔面前蹴りをもらう。最後は打ち合いとなったが、判定で決着はつかず延長戦へ。
延長戦になるとロレーナはバテ気味で、RENAが前蹴りでロレーナの出鼻を挫き、ロレーナのパンチをブロックしてパンチを返す。気迫で攻めたRENAが判定勝ちでロレーナを撃退した。
勝利に涙したRENAはマイクを持つと「何度も心が折れそうになりましたが、応援してくれる人たちがいるからここに立てています。これからも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
試合後のインタビュースペースでは、「気持ちを見せられた試合だったと思う」と振り返り、「フライ級王座が空位なのでそれを獲る。そしてもっと女子の格闘技を盛り上げていきたい」と今後の抱負を語った。
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