【極真会館】140kgの巨漢外国人に65kgの19歳空手家が勝利
国際空手道連盟 極真会館
「第45回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2013年11月2日(土)東京体育館
128名による体重無差別のトーナメントで“空手日本一”の座を争う、極真会館の全日本大会が初日を迎えた。2010年、2012年と2大会連続で外国人選手に全日本王座を奪われている日本勢が、4年ぶりに王座を奪還することが出来るかどうかが今年のテーマ(2011年は全世界大会を開催)。
優勝候補の昨年3位で2013年全世界ウェイト制重量級優勝・荒田昇毅(あらた・しょうき/千葉県中央支部)と、昨年の全日本大会準優勝ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)がドクターストップで欠場するという波乱の幕開けとなった。
荒田と並ぶ日本トップ3の2013年全世界ウェイト制中量級優勝・森善十朗、同・軽重量級準優勝の鎌田翔平(ともに東京城西支部)は、森が1回戦と2回戦をともに合わせ一本勝ち(技あり2回=ダウン2回)、鎌田が1回戦で一本勝ち(KO)と2回戦は技ありを奪っての完勝で明日の決勝日にコマを進めた。
外国人勢は、昨年の優勝者アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)が軽快なフットワークを使った戦い方で危なげなく1回戦、2回戦を突破。
7人を送り込んだロシアは、アレクサンダー・ミハイロフが2回戦にてわずか8秒で一本勝ち、キリル・コチュネフは日本期待の若手である高橋佑汰に2回戦で勝利、18歳にして身長195cm、体重101kgのデビッド・シャルコシャンも強さを見せ付けている。
この日、最も会場を沸かせたのは19歳の西野博勇(にしの・ひろいさ/湘南支部)だ。西野は身長170cm、体重65kgの軽量級選手だが、2回戦で身長188cm、体重140kgのルーカス・マクキノン(ニュージーランド)と対戦。
巨体を躍らせて突進してくるマクキノンを軽快なフットワークでかわし、下段廻し蹴りで攻める戦法で翻弄して見事、本戦で判定勝ち。場内は大きな拍手に包まれた。
また、期待の新星である高校生の上田幹雄(横浜北支部)は、得意のヒザ蹴りと前蹴りを駆使し、さらにはドロップキックまで繰り出すなど若さ溢れる大暴れで明日の決勝へ進出している。
明日11月3日(日)は午前10:30から開会式、3回戦~決勝戦までが行われる。
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