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【Krush】大月晴明の“爆腕”復活、69秒で一撃KO

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2013/11/10(日)UP

▲豪快KOで復帰戦を飾った大月晴明(右)は両腕を広げて何度もリング上を旋回した

グッドルーザー
「Krush.34」
2013年11月10日(日)東京・後楽園ホール

▲平塚大士(左)を豪快なパンチでKOした大月晴明(右)

▼第7試合 -61kg契約 3分3R延長1R
○大月晴明(マスクマンズ/WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)
KO 1R1分9秒 ※右フック
●平塚大士(チームドラゴン)

 2010年3月以来、3年8カ月ぶりのKrush復帰戦を行う“爆腕”大月。試合も1年10カ月ぶりとなる。対するはK-1甲子園出身の新鋭・平塚。自ら大月の対戦相手に名乗りを上げたという。

 1R、大月は独特の構えから左のボディ、左フック、右フックを叩き込み、パンチが当たるたびに歓声が上がる。そして右フック一閃! 

 この一発で平塚はバッタリと倒れ、大月が豪快KOで復帰戦を飾った。インパクト大のKO劇は、場内のどよめきがしばらくやまなかったほど。

 大月はマイクを持つと、「自分が復帰できたのはジムで練習させてくれている方や応援してくれる方たちのおかげです。感謝しています。まだもうちょっと試合をやるので応援お願いします!」と勝利の雄叫びを上げた。


▲石川直生(左)との再戦を制した神戸翔太(右)

▼メインイベント(第10試合) Krush-58kg級挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
※神戸が決勝戦へ進出。

 石川と神戸は前回9月大会でも対戦し、2R終了間際に神戸の偶発性のバッティングで石川が左目の上をカットしてしまいドクターストップ。2R終了までの負傷判定でドローとなっており、今回が決着戦となる。

 1R、石川は動き回りながら蹴りを多用。神戸はローを返していく。石川が右ストレート、飛びヒザ蹴りと先手をとって攻める。

 2R、石川が右ローを何度も当て、フットワークで相手に的を絞らせない。神戸は左ボディからの左フックをヒットさせるが、石川はパンチとヒザでボディを攻めていく。石川は接近戦になるとホールディングが多く、警告を受ける。

 3R、石川はフットワークで動き回りながら右ストレート、右ロー、ヒザ蹴りを放つ。神戸はパンチで攻めたいところだが、石川を捕らえることがなかなか出来ない。

 神戸のパンチをもらうとすぐに右ストレートを返し、ヒザを突き刺す石川。しかし、終盤に神戸がパンチのラッシュを仕掛けて石川をグラつかせ、あわやという場面まで追い詰める。

 最後の猛攻でポイント差をつけ、神戸が判定2-0で決着をつけた。これで神戸は2014年1月4日(日)後楽園ホール大会で大滝裕太(ネクサスジム)と、Krush-58kg級王者・武尊(たける)への挑戦権を賭けて対戦することが決定。

 大滝がリングに上がり「(神戸には)去年やられているんで倍返しにします」とリベンジを宣言すると、神戸は「(大滝には)去年勝ってるのでまったく興味ないです」と一蹴。また、インタビュースペースでも「武尊選手は一流とは寺戸選手としかやってないでしょう。自分は寺戸選手とも石川選手ともやっているし、全然勝てると思います。減量がきついので早く-58kgのベルトが欲しいですね」と吼えた。

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