【UFC】帝王サンピエールが王座防衛後、現役引退を示唆
「UFC 167」
2013年11月16日(土・現地時間)アメリカ・ラスベガス
▼メインイベント UFC世界ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
○ジョルジュ・サンピエール(カナダ/王者)
判定2-1 ※48-47、47-48、48-47
●ジョニー・ヘンドリックス(アメリカ/ウェルター級1位・挑戦者)
※サンピエールが10度目の防衛に成功
約6年間無敗、9度の王座防衛に成功しているサンピエールが10度目の防衛戦。ウェルター級ランキング1位のヘンドリックスと対戦した。
1R、サンピエールがサウスポーのヘンドリックスのパンチにタックルを合わせてテイクダウン。ヘンドリックスも立ち上がる。サンピエールは片足タックルで組みつくが、ヘンドリックスは倒れない。逆にヘンドリックスがサンピエールを金網に押し込んでテイクダウン、サンピエールも金網を背にして立ち上がる。
2R、サンピエールが前蹴りと右ストレート。ヘンドリックスが左で飛び込むと、バックステップでかわしたサンピエールはジャブを当てる。ヘンドリックスは左のパンチで前に出ていく。サンピエールはジャブ、ミドル、ローを繰り出し、組みつくがヘンドリックスが倒れない。
3R、前蹴りで距離を作ってパンチで飛び込むサンピエール。ヘンドリックスは左のヒザ蹴りを返してジャブ、左ストレートを返す。細かく顔面とボディにパンチを散らすサンピエール。ヘンドリックスも左のパンチとヒザ蹴りを見せ、タックルでテイクダウンを奪う。
4R、ヘンドリックスは左アッパーから前に出て、そのままサンピエールを押し倒す。トップポジションを取ったヘンドリックスはしっかりとポジションをキープしてパンチを落とす。サンピエールは立ち上がると必死にタックルに入るが、ヘンドリックスは倒れない。
5R、サンピエールが左フックと右ミドル。ジャブから片足タックルに入るが、ヘンドリックスは倒れない。逆にヘンドリックスが金網まで押し込む。離れたサンピエールは右ミドルと右ストレートからタックルでテイクダウン。ヘンドリックスも反転してタックルで組みつく。残り40秒で何とかテイクダウンするサンピエールだが、ヘンドリックスはすぐに立ち上がる。
このまま判定になると2-1でサンピエールが勝利。10度目の防衛に成功したサンピエールだったが、試合後「今までありがとう。少し離れなきゃいけないと思う。試合後でパンチも受けてるし、ここでははっきりと言えないけれど、少し(格闘技から)離れたいと思います」と引退を示唆するコメントを残した。
▼第11試合 ライトヘビー級 5分3R
○ラシャード・エバンス(アメリカ)
TKO 1R4分5秒 ※レフェリーストップ
●チェール・サネン(アメリカ)
1R、サウスポーのサネンがタックルで組みつく。そのまま金網際で組みの攻防になると、サネンが首相撲に持ちこむ。エバンスがタックルに切り返すと、サネンがフロントチョークを狙う。離れたエバンスはパンチをまとめてすぐに組みつく。テイクダウンに成功したエバンスは体を起こしてヒジ打ち、亀になるサネンにパンチをまとめると、最後はバックマウントからのパンチでレフェリーストップを呼び込んだ。
▼第10試合 ウェルター級 5分3R
○ロビー・ローラー(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ローリー・マクドナルド(カナダ)
1R、サウスポーのマクドナルドがじりじりと前に出てジャブとタックル、前蹴りと右ミドルを蹴る。ローラーは下がりながら左ミドルを返し、右アッパーから左ストレート。マクドナルドは距離を測りながらジャブを当て、ローラーの蹴りをキャッチしてテイクダウンへ。ローラーはそれを耐えてアッパーを当てる。
2R、マクドナルドが蹴り足をキャッチして、そのままハイキックへ。マクドナルドは右ストレートをボディと顔面に振って、ボディに右の前蹴り。残り2分を切ったところでテイクダウンを奪う。マクドナルドはトップキープしてヒジ打ちを落としながらパスガードを狙う。
3R、ローラーが右アッパーを打ち込むが、マクドナルドがテイクダウンに成功する。ブレイク後、ローラーが左ストレートを叩き込み、トップポジションを取ってもスタンドを要求する。左ヒジで飛び込むマクドナルド、ローラーも右を返す。ローラーはこの右でマクドナルドに尻餅をつかせ、サイドポジションを奪う。しかしマクドナルドも腕十字を狙う。スタンドに戻り、マクドナルドがテイクダウンしたところで試合終了。ローラーがスプリット判定で勝利した。
▼第9試合 ウェルター級 5分3R
○タイロン・ウッドリー(アメリカ)
KO 1R4分38秒 ※右フック
●ジョシュ・コスチェック(アメリカ)
1R、ワンツーで前進するウッドリーが右ストレートでコスチェックを金網まで吹っ飛ばす。コスチェックはタックルで金網に押し込んでテイクダウンを狙うが、ウッドリーは倒れない。ブレイク後、互いに右のパンチを打ち込む両者。ウッドリーがコスチェックの左フックに右フックを合わせ、そのままトップポジションを奪う。ここもブレイクとなり、コスチェックが果敢に右ストレートで前に出るが、ウッドリーが返しの右フックを叩き込み、豪快なKO勝利を収めた。
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