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【ムエタイ】大田原兄弟、ルンピニーのテレビマッチで揃って勝利

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2014/02/01(土)UP

シンラパ・ムエタイ Vol.11
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▲ルンピニースタジアムでのテレビマッチで揃て勝利した大田原兄弟。左は兄・友亮、右は弟・虎仁

「スックルンピニークリッククライ」
2014年2月1日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第5試合 
○ユースケ・エクシンディコンジム(=大田原友亮/B-FAMILY NEO)120.4ポンド
TKO 3R
●ジャウムアンコン・ポー.トンブラン(タイ)118.4ポンド

 両者は昨年3月に対戦し、ジャウムアンコンが判定勝ちしている。この時はユースケが軽トラックの下敷きとなり、足などを174針も縫う交通事故からのルンピニー復帰戦でもあった。今回はテレビマッチのメインイベント出場となる。

 1R、リベンジを狙うユースケは高い蹴りの連打を放つ。ローキック中心の攻めに切り替えると、ジャウムアンコンは食らった時に一瞬足をかばう動作をみせる。

 2Rに入り、ジャウムアンコンは高い蹴りを連打。そして蹴り終わると友亮の攻撃距離から素早く後退。友亮はジャウムアンコンを追いかけて高い蹴りをヒットさせ、KO決着を予感させるようなハイペースな展開となる。

 3R、ジャウムアンコンが蹴りのタイミングを外した一瞬を狙い、友亮はジャウムアンコンの懐に飛び込み回転の速いパンチを叩き込む。友亮の右ストレートがジャウムアンコンの顔面をとらえ、さらに攻撃を上下に散らし、バランスを崩したジャウムアンコンに飛び蹴りを浴びせる。

 ここでジャウムアンコンは一瞬体勢を崩したが、友亮はその隙にすぐさま首を獲りヒザ蹴り。このヒザが何発もヒットし、ジャウムアンコンは前のめりに。さらに容赦ないヒザの連打が続くと、レフェリーが試合をストップし、ユースケのTKO勝ち。試合後、ユースケは「今回は事故から1年、ジャウムアンコンとの再戦は正直意識してました。前日に同じジムの仲間が、勝てば次回はルンピニタイトルマッチといわれていた大事な試合で負けてしまったので、自分が頑張らなければ、という思いがありました。次回は13日ラオスでのタイトルマッチなので頑張ります」と語った。



▼第10試合 116ポンド契約
○トラ・エクシンディコンジム(=大田原虎仁/B-FAMILY NEO)
判定3-0 ※三者とも50-46
●セーンコム・モー.プアナーナイポンコンコケン(タイ)

 トラは2013年10月にトリビュレートのスーパーフライ級王者を奪取するも、その後タイで2連敗しており、再起を狙う。相手のセーンコムはブリラム県出身の16歳、既に45戦の戦績がある。今日の相手も虎仁のキャリアを上回る強敵だ。

 トラが1Rからジャブとローで揺さぶりかける。2R、角度のよいローが一発強打で決まったところでセーンコムが崩れ落ちダウン。カウント8で立ち上がり、ここで一気に畳みかけたいところでラウンド終了のゴングが鳴る。

 3R、セーンコムの猛反撃が始まり、ヒザ蹴りで挽回しようと必死。トラはセコンドからはローキックの指示が出ると、重いパンチを当てそこからローキックを返す。このローキックが相当数ヒットしているものの、セーンコムも意地を見せて前に出る。さらにトラのローが数を増すと、そこでセーンコムの反撃が止まった。

 最終R、ここまで圧倒的に勝っているトラはセコンドから前蹴りの支持が出ると、頻繁に前蹴りを決めセーンコムの反撃を封じ込める。試合はジャッジ三者とも50-46という圧勝的な内容でトラが勝利を決めた。試合後にトラは「急遽決まった試合なのでスタミナ面で心配していました。2Rにローキックでダウンを奪ったのにKOできなかったのが今後の課題です。自分も兄と一緒にラオスで試合なので、応援よろしくお願いします」とコメントした。

写真・記事=シンラパムエタイ/早田寛 

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