【ムエタイ】福田海斗、ラジャダムナンで元ランカーに惜敗
「スック ワンキントーン」
2014年8月4日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第2試合 112ポンド契約 3分5R
○プラドゥーダム・ポー・ルアンルン(タイ)
判定
●カイト・ウォー・ワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ)
元WINDY3階級王者で、現役高校生ファイター・福田は5月・7月・8月とラジャダムナンスタジアムに連続出場し、今興行のプロモーターであるキントーン氏の期待も厚い。試合順もメイン前での試合が定着し、タイ人選手のようにヒザ勝負に強いことから現地ギャンブラーからも人気がある。対戦相手のプラドゥーダムは去年まで105ポンド(ミニフライ級)のランキングに入っていた強豪選手。福田にとっては過去一番の強敵となった。
序盤からプラドゥーダムが積極的に仕掛ける。福田のジャブのタイミングを狙って右ロー、福田のブロックが甘いことを悟ると右ローの集中砲火。福田は時折バランスを崩してしまい、印象が悪い。2Rに入って、福田は早くも首相撲勝負に持ち込む。その展開では福田が相手をロープにくぎ付けにしてヒザを連打。
3R、組んでは不利とプラドゥーダムはサウスポー構えにスイッチし、離れてミドル・前蹴り。しかし、時折福田の鋭いテンカオがヒット。クリーンヒットの数は圧倒的にプラドゥーダムが多いものの、福田のヒザが効いているのか、苦しそうな表情を浮かべているのはプラドゥーダムだ。
勝負の分かれ目となる4R、このラウンドも福田が前進、プラドゥーダムは左ミドルのタイミングを狙う。ヒザ勝負になると圧倒的に有利な体勢を作るものの、中盤プラドゥーダムの鋭いヤ・カウ・サイ(押しヒザ蹴り)が2発ほどヒット。
そして最終R、プラドゥーダムは福田から離れようと退がりながらミドル。攻防を避け、終了のゴングを待つ戦法だ。福田はなおも前進、捕まえて有利な体勢を作る。この展開で福田陣営は勝利を確信し、終了のゴング。だが、ジャッジの判定は僅差ながらプラドゥーダムへ。
惜敗ながらも、元ランキング選手を相手に大接戦を演じた福田。後日発売されたタイの専門誌「ムエ・サイアム」でも、“KAITO Big heart..!! Thailand like he.”との見出しで大きく取り上げられた。福田はさらに、今月28日(木)ラジャダムナンスタジアムでのキントーン氏のビックマッチにも出場することが決定。この興行ではサタンムアンレック、ワンチャイ、パランポンなど軽量級のトップ選手が出場する大興行で、福田は昨年8月に引き続きビックマッチへの出場も果たす。
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