TOP > 試合結果 一覧

【新極真会】世界大会代表選抜戦でロシアの新エース誕生

フォロー 友だち追加
2014/11/01(土)UP

▲ナシロフ(右)が顔面に内廻し蹴りを炸裂させて技ありを奪い、優勝した

NPO法人全世界空手道連盟 新極真会
「全ロシア空手道選手権大会2014」
2014年11月1日(土・現地時間)ロシア・ノヴォシビルスク

▼男子決勝戦
○ナザール・ナシロフ(ロシア・クラスノヤルスク)
本戦判定5-0 ※内廻し蹴りで技あり
●ハサイ・マゴメドフ(ロシア・モスクワ)

 今年の全ロシア空手道選手権大会は、来年開催される世界選手権大会の代表選手の第一次選抜を兼ねると共に、引退したローマン・ネステレンコ(ロシア=2011年第10回全世界選手権大会3位)の後を継ぐロシアのエースを決めるトーナメントとなった。今トーナメントの男子上位4名、女子優勝者が世界大会第一次選抜者となる。

▲マゴメドフ(右)は胴廻し回転蹴りなど派手な大技を駆使する

 以前からポスト・ネステレンコと期待されていたナザール・ナシロフが今大会の優勝候補筆頭ではあるが、昨年のワールドカップでの負傷から1年以上戦線を離脱し、今回は2年ぶりのロシア大会出場となった。ひと月前に復帰戦としてハンガリーで開催された『マス大山メモリアルカップ』に出場したが、この大会では日本の山田一仁に敗れ3位となっている。

 ハンガリーでは好調に見えたナシロフだが、今大会は緒戦から苦戦の連続で勝ち上がった。準決勝では第10回世界大会に出場した長身のデニス・エルショフと対戦。互いに決め手に欠け本戦、延長、再延長と0-0判定の中、試し割判定(板を割った枚数が多い方の選手が勝ち)で辛くも決勝に進出した。

▲ナシロフ(右)の内廻し蹴りで崩れ落ちたマゴメドフ(左)

 反対のトーナメントではベテランのエフゲニー・アンドルーシコが2回戦で消える波乱の中、軽量級のハサイ・マゴメドフが勝ち上がった。マゴメドフは若手ながらドリームカップをはじめ日本での試合数も多く、他の若手より経験豊富な選手であり、無差別の中でも打ち負ける事なく戦い抜ける実力を持っている。準決勝ではマキシム・スモリャコフと対戦。胴廻し回転蹴りなど派手な大技を駆使する一方で、着実に中段と下段を効かせ最後は下段廻し蹴りで一本を取って決勝に勝ち進んだ。

▲世界大会ロシア代表第一次選抜者(左から)マキシム・スモリャコフ、ハサイ・マゴメドフ、ナザール・ナシロフ、オルガ・イワノヴァ、デニス・エルショフ

 決勝ではマゴメドフが大技を繰り出しながら下段にダメージを蓄積させる戦法でナシロフを攻めたてた。ナシロフは受け身にまわっているかに見えたが、試合中盤にカウンターでマゴメドフの顔面に内廻し蹴りを炸裂させて技あり(ダウン)を取るとその勢いに乗って攻め切り、ロシア大会初優勝を決めた。

 女子の部では元王者ユリア・トゥルシナが決勝でオルガ・イワノヴァに敗退する波乱が起きた。この結果トゥルシナが世界大会の第一次代表選抜から漏れ、イワノヴァが選抜された。

<入賞者>
▼男子
優 勝 ナザール・ナシロフ
準優勝 ハサイ・マゴメドフ
3 位 デニス・エルショフ
4 位 マキシム・スモリャコフ

▼女子
優 勝 オルガ・イワノヴァ
準優勝 ユリア・トゥルシナ

フルコンタクト空手東京五輪正式種目採用に向けた署名のページ 

フォロー 友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

インスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

フォロー

LINEでeFight(イーファイト)格闘技情報を友だち追加しよう!

友だち追加

関連記事

」をもっと見る

【関連リンク】

TOP > 試合結果 一覧