【ムエタイ】福田海斗、聖地で敗れる
「スック ワンキントーン」
2015年5月25日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第4試合 113ポンド(51.3kg)契約 3分5R
○カンカオデーン・フアロンナムカン(タイ)
判定3-0
●カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/WPMF世界フライ級王者、ラジャダムナンスタジアム認定フライ級7位)
5月25日(月・現地時間)タイ・バンコクにあるムエタイの聖地ラジャダムナンスタジアムに、WPMF世界フライ級王者・福田海斗(キング・ムエ)が出場した。
福田は現在ラジャダムナンスタジアム認定フライ級7位にランクされており、日本人唯一のラジャダムナンランカー。今回はカンカオデーン・フアロンナムカン(タイ)と対戦した。
カンカオデーンはメジャースタジアムでもセミファイナル級の強豪で、昨年後半から連敗しているもののキレのある左ミドルとパンチを武器とする「ムエ・サイ」(サウスポー)として知られている選手。
しかし試合前の賭け率は3-2で福田がリード。これには同興行のプロモーターであるウィナイ・ナックシン氏も、第4試合(タイでは中盤にその日のメインクラスのカードを組む)で、しかも日本人選手が試合前の賭け率でリードするということは驚きだったようだ。
試合は2Rから動き始めた。ラウンド後半、同じコンビネーションからの左ハイキックを受け一瞬動きが止まる福田。すかさずカンカオデーンが追い打ちをかけパンチの連打。福田は首相撲に持ち込み動きを封じるものの、カンカオデーンのキレのある左ミドルを受けてしまう。
3R、序盤から一気に距離を詰めヒザ勝負に持ち込む福田に対し、組みを嫌ってか下がりながらも左ミドルを合わせるが、福田の出足の早さに再三組まれてしまいヒザを受けるカンカオデーン。
勝負の分かれ目となる4R、福田は同じく鋭い出足で首相撲勝負。カンカオデーンはうまく下がりながら回り込んで左ミドルを合わせ、テクニックの違いを見せつける。そして出てくる福田に対し、渾身の左ヒジ。これがクリーンヒットし、福田は鼻から出血。この一発で流れが大きく変わり、このラウンド終了後で賭け率がイーブンとなった。
最終5R、カンカオデーンは左ミドルと前蹴りで福田を突き放し、逃げ切り体勢に。福田は右ミドルで追いかけるも捕えきれず終了のゴング。レフェリーはカンカオデーンの手を挙げ、福田の惜敗となった。
PHOTO=ムエサイアム/suradech apaiwong
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