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【ZST】濱岸が3年越しの決着戦制してV2

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2015/10/18(日)UP

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山田(下)をテイクダウンした濱岸(上)はパウンドを落としていく

ZST実行委員会/ZSTインターナショナル
「ZST.48」
2015年10月18日(日)東京・新宿FACE

▼第10試合 メインイベント 77.1kg以下契約 ZSTウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○濱岸正幸(U-FILE CAMP登戸/ZSTウェルター級王者)
判定2-1
●山田崇太郎(総合格闘技津田沼道場/挑戦者)
※濱岸が2度目の防衛に成功。

 昨年5月に初防衛に成功して以来、2度目の防衛戦を迎えた濱岸。山田は2月に久保輝彦を下し、ウェルター級王座挑戦権を獲得。両者は2012年1月にも対戦し、そのときは時間切れドローに終わっている。

 1R、山田は開始早々に胴タックルで濱岸をテイクダウン。必死に組みついてディフェンスする濱岸に対して、コツコツとパウンドを落とし、体力を削っていく。このラウンドは山田が濱岸を寝技でコントロールし、終始ペースを握った。

 2R、今度は濱岸が小外刈りの要領でテイクダウンし、細かくパウンドを落としていく。スタンドに戻るとまたも濱岸は小外刈りで山田をコカし、グラウンドへ。その後も腰投げのようにして山田からテイクダウンを奪うなど、このラウンドは柔道出身の濱岸が、山田を寝技に持ち込む場面が目立つ。

 3R、山田は素早い胴タックルで濱岸をテイクダウン。1分経過のところで山田のサミングにより、試合は一時中断。山田にはイエローカードが提示される。再開すると、山田は低いタックルから、寝技勝負に持ち込む。

 しかし、濱岸も応戦し、相手にペースを握らせない。スタンドに戻ると、再び山田は低いタックルを仕掛けるが、濱岸は落ち着いて切るとフロントチョークの体勢に。そのまま絞め続けたところで終了のゴング。

 勝敗は判定にもつれ込み、濱岸が判定2-1で勝利。2度目の防衛に成功した。試合後、マイクを握った濱岸は「応援ありがとうございます! ……きつかったです(苦笑)。でも、防衛できたので、これからも重ねていきたいです。これからもよろしくお願いいたします!」と勝利をアピールした。


河西(左)は左ミドルでけん制すると、一気に勝負に出た

▼第9試合 セミファイナル 77.1kg以下契約 5分2R
○河西和希(STL-OFC)
TKO 1R 19秒 ※パウンド→レフェリーストップ
●西坂竜彦(FACT MMA)

 8月の横須賀大会で約6年ぶりにZST復帰を果たすも、シバターに一本負けを喫してしまった西坂と、そのシバターから5月に一本勝ちを収めた河西の対戦。

 1R、開始と同時に河西は前に出ると、左ミドルキックで牽制。それをかわした西坂は一気に河西をコーナーまで追い込む。しかし、河西もパンチで応戦すると、西坂は後退。そのまま河西は身体を浴びせかけるようにテイクダウン。そしてマウントポジションからパウンドを落とし、TKOで秒殺勝利を飾った。

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