【極真空手】豪州アーノルド杯で師弟で金メダル、子供たちに空手で国際交流を
アーノルドクラシック2016
マーシャルアーツ・フェスティバル「極真空手チャンピオンシップ」
2016年3月18~20日(金~日・現地時間)オーストラリア・ビクトリア州メルボルン コンベンション&エキシビションセンター
アメリカのボディビル大会の中でも歴史のある「アーノルド・クラシック 」のオーストラリアフェスティバルが昨年に引き続きメルボルンにて開催され、ボディビルを中心に多くのスポーツフェスタが一同に会した。
その中で「マーシャルアーツ・フェスティバル」として開催地域の格闘技道場・ジムが中心となりボクシング、カンフー、空手(WKFポイント制ルール)、極真空手(フルコンタクトルール)の各大会が開催された。
極真空手チャンピオンシップでは軽量級には昨年に続き日本から若槻昌高(38=大阪/正援塾)が二連覇を狙い出場。決勝では極真(松島派)のクイーンズランド州(豪州6州の一つ)の大会で優勝経験のあるベン・アジャミアンと対戦し、延長戦で得意の上段廻し蹴りを決め一本勝ちし、見事軽量級二連覇を飾った。
このマーシャルアーツ・フェスティバルは基本的にオーストラリア国内の大会だが、競技によっては極真空手チャンピオンシップのように海外の参加希望者も受け入れる。
若槻は空手の国際交流を目的に積極的に海外大会に出場している。
今回は自ら師範を務める正援塾の少年部から上原さすけ君が出場。6歳〜7歳 25キロ未満 初級の部で優勝した。
若槻は試合後、「年齢的に練習でも何度も限界や衰えを感じていましたが、この大会でもう一度優勝したく命懸けで練習してきました。今回は生徒と一緒に優勝することができ嬉しかったです。私の道場(正援塾)は空手を通じた国際交流の一環として海外試合出場を行っていて、カナダやここオーストラリアの大会に生徒を連れてきています。空手を通じて広がる国際交流素は何物にも代えがたい素晴らしい経験になるでしょう。」と話した。
大会打ち上げでも上原君は応援で同行した兄と共に開催国の空手の子供たちと打ち解けてコミュニケーションをとり鬼ごっこなどをして遊んでいたという。
また、この大会は重量級にも注目が集まり、国際大会で活躍する選手同士が1回戦で激突。新極真会オーストラリア王者であり2013年の新極真会ワールドカップでは日本の加藤大喜と再延長に亘る接戦を演じたハミッド・ザンディが出場。優勝候補として注目を浴びたが1回戦で2013年の極真松島派のチャイナオープン重量級を制し2014年の松島派の南アフリカ国際大会にも出場したモハメド・ラザイエの強力な下段蹴りの前に本戦判定負け。
2人は2013年のAKKA(豪州極真空手協会=会長ジョン・テイラー)のオーストラリア選手権で対戦しており判定でザンディが勝利しており今回ラザイエがリベンジを果たした。
決勝戦では新極真会オーストラリア大会でも優勝経験のあるアンドレ・ナカドと対戦。ここでもモハメドの強さが光り下段攻撃や機を見て放つジャンピングハイキックでアンドレを圧倒し本戦5-0の判定勝利で優勝を飾った。
モハメドは現在27歳。アフガニスタン生まれで現在メルボルンと同じビクトリア州バララトに在住。極真松島派のバララト道場に所属する。
中量級では極真連合会のガイ・トラップが決勝戦本戦4対0で優勝。軽重量級は独立系極真のベンジャミン・ライオンが決勝戦本戦5対0で優勝を飾った。
編集部おススメ
・若槻昌高がワールド大山空手、アメリカ西海岸大会で優勝
・若槻昌高の道場 正援塾(イーファイト 道場ジムナビ)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!