【ワールド大山空手】大阪から単身乗り込みアメリカ西海岸空手大会で優勝
ワールド大山空手
「9th ウエストコーストフルコンタクトカラテ ファイターズカップ」
2013年6月2日(日・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州
サンフランシスコ マーシーハイスクール
▼ライトウエイト決勝
○若槻昌高(正援塾)
延長1回 判定4-0
●ニコラス・ローズ・ランキン(ワールド大山空手 サンフランシスコ支部)
「チャンスがあれば海外に挑戦したい」
若槻がその目標を持ち始めたのは2011年、真樹道場主催の全日本大会を制した頃からだった。
知人の紹介で今大会を知った若槻は即座に出場を申し込んだ。昨年の大会映像を入手して対策を練り、ワールド大山空手のトップ選手や八巻空手(元・極真会館全世界王者の八巻建弐が設立した流派)の選手らを意識して稽古を積み、通常体重より6kg減量してこの大会に挑んだ。
試合前のアップの段階から、かなりパンチの切れが良かったという若槻。
1回戦からそのパンチの連打でダメージを与え、ミドルキックをクリーンヒットさせるも相手はすぐに回復して反撃、食いついてくるという打たれ強さだった。勝敗は判定までもつれ4-0で若槻の勝利。
準決勝でも同じように、打ち合いに付き合ってどんどん前に出てくる相手に対し、後半は若槻がハイキック、カカト落とし蹴り、胴廻し回転蹴りを連続で出して差をつけ、これも判定4-0で勝利を手にした。
「日本人と違い、とにかく圧力がありましたね」と若槻。
決勝の相手ニコラスもハードパンチャーで、ここまで圧倒的な強さで勝ち上がってきた選手。序盤からボディ、胸への突きの打ち合いでお互い胸板が赤く腫れあがる。打ち合いがヒートアップし、お互い突きが反則である顔面に流れてしまい、双方に注意が与えられる場面も。
本戦は1-1の引き分けで、延長戦もガチンコの展開。後半、若槻が突きのラッシュで30秒間止まらずにパンチを出し続け、ニコラスは防戦一方。そこで差をつけた若槻が判定4-0で勝利をものにした。
優勝した若槻は「何とか勝つことができました。技術では勝ってるとは思っても、相手はパワーや圧力があって強かった。昨年の大会で入賞された大山空手や八巻空手の選手が出ていなかったので、彼らが出ていたらどうなっていたか。両手を上げては喜べませんね」と謙虚に答えた。
主催のワールド大山空手の最高師範である大山泰彦氏は若槻の勝利をナイスファイトと称え、「来年の記念すべき第10回大会には多くの流派から選手を招待して、この大会を盛り上げたいと思っています。若い人の空手人口も減ってきているし、いろいろ宣伝して盛り上げないと。大山空手から第二のウィリー・ウイリアムス(ワールド大山空手出身=元・極真空手の選手で“熊殺し”と恐れられた)が出てきて欲しいですね」と話した。
■大会結果
▼Lightweight Knockdown
1st Place Masataka Wakatsuki(Seienjuku)
2nd Place Nicholas Rose-Rankin(World Oyama Karate San Francisco)
3rd Place Jonathan Plocher(Tiger’s Eye Karate)
▼Heavyweight Knockdown
1st Place Dominique Speight(Kaijin MMA)
2nd Place Vyas Noel(Kaijin MMA)
3rd Place Michael Samad(Karate Hioki Dojo)
・若槻昌高の正援塾 イーファイト道場案内 |
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