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【RISE】村越が小笠原に壮絶TKO勝ち、9月那須川とタイトル戦

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2016/07/30(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

那須川天心(左)と再戦することが決定した村越優汰(右)

RISEクリエーション
「RISE 112」
2016年7月30日(土)東京・ディファ有明

得意の三日月蹴りを小笠原(左)に突き刺す村越(右)

▽2nd Stage
▼第6試合 セミファイナル RISEバンタム級次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
○村越優汰(湘南格闘クラブ/RISEバンタム級1位)
TKO 3R 1分53秒 ※セコンドからのタオル投入
●小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS52.5kg級王者)
※村越が次期挑戦権を獲得。

 那須川天心が保持するRISEバンタム級王座への挑戦権を懸けたトーナメントの決勝戦が行われた。

 RISE生え抜き選手である村越は2015年5月、那須川に同タイトルを奪われ王座奪回を目指してトーナメント1回戦では有松朝をKO。

 REBELSから乗り込んできた小笠原は「天心を倒すのは俺しかいない」と打倒・那須川に名乗りをあげ、1回戦では那須川とBLADE -55kgトーナメント決勝戦を争った内藤大樹からダウンを奪って判定勝ちしている。12連勝と勢いに乗ってこの試合に臨んだ。

 1R、村越は小笠原がパンチで切り込んでくるところへ右フックを合わせる。

 小笠原は左右ローを蹴ってパンチにつなぎ、村越は右ミドルと突き刺すような右前蹴り、さらに右ボディブローで小笠原のボディを攻めた。

 2Rも村越は右ミドルと右前蹴りを狙い打ち、パンチや蹴りの打ち合いになると必ず最後に村越が右ミドルを蹴り込む。右前蹴りを突き刺された小笠原は表情を歪めて下がり、村越は小笠原の左ストレートをかわして右フック。

 パンチのラッシュを仕掛ける小笠原に左ヒザを突き刺し、ダウンを奪った。

 3R、小笠原がダウンを奪い返そうとパンチで前へ出るが、村越は左右ヒザ蹴りで迎え撃つ。村越が左ローから左ヒザを突き刺すと小笠原は下がり、再び前へ出ようとしたところへ村越の左フックがヒット。またもダウンを奪う。

 小笠原が立ち上がると、村越は右三日月蹴りから前へ歩くようにして左ヒザ蹴りを連打。何発も突き刺さって小笠原は後退し、コーナーへ追い詰められると力尽きて崩れ落ちる。ここで小笠原のコーナーからタオルが投入され、注目の一戦は村越のTKO勝ちとなった。

 那須川への挑戦が決まった村越は、「周りからは小笠原選手が勝つと言われてきて、そのおかげで自分の力を発揮できました。那須川選手とタイトルマッチをやることになりましたが、この戦い方では勝てないのでさらに強くなってきます」と、9月の那須川との対戦へ向けて強化すると挨拶。

 一方、リングに上がった那須川は、「僕はどちらかと言うと瑛作選手が勝つと思っていたんですが、村越選手が勝っている夢を見ました。正夢になったらいいなと思っていたら、村越選手が勝ってくれてRISE対決が出来るのと、KOで仕留めてくれたのでこのベルトの価値が上がると思いました。このベルトは世界で一番価値があると思います。もちろん、勝つのは僕です。前のタイトルマッチと同じように返り討ちにしてやろうと思っています」と、返り討ちを宣言した。

●編集部オススメ記事
・2015年5月の那須川天心vs村越優汰
・村越が1回戦で有松を三日月蹴りでKO


水町(右)を判定で下し、新王者に輝いた不可思(左)

▼第7試合 メインイベント RISEライト級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○不可思(クロスポイント大泉/RISEライト級2位・挑戦者)
判定3-0 ※49-48、50-46、50-48
●水町 浩(士魂村上塾/RISEライト級王者)
※不可思が第4代王座に就く。

 水町は1999年1月にデビューした、キャリア17年目の大ベテラン。RISE王座には2015年11月に就き、今回が初防衛戦。挑戦者のREBELSから送り込まれた刺客・不可思はBigbangライト級王座、WPMF日本スーパーライト級王座を獲得し、昨年から7戦を行い負け無しと波に乗っている。RISEには「ベルトをもらいに来た」と昨年7月から参戦し、ランカーのTASUKU、麻原翔平を破って今回の挑戦権を手にした。

 1R、水町は不可思が入ってくるところを左インローで崩す。対する不可思は右ローを強く蹴り、終盤には右ボディストレートからの連打で水町をコーナーへ追い込んだ。

 2Rも不可思が前へ出てパンチ&ローで攻めていく。不可思のコンビネーションパンチからの顔面前蹴りが決まり、右ローが何度もヒット。水町はひたすら左インローを蹴り続ける。

 3R、水町の左インローでバランスを崩す場面もある不可思だが、パンチで前へ出ての右ローを何度もヒット。水町は左ヒザ蹴りも繰り出すが、不可思が右ハイをヒットさせるなど優勢を保つ。

 4R、前へ出る不可思にクリンチを繰り返した水町にイエローカードが出される。不可思のジャブに水町が仰け反り、さらにパンチ&ローでこのラウンドも攻勢。水町は手数が少ない。

 5R、ここでようやく水町が前へ出てパンチ連打からのヒザ蹴りで攻める。両者が前へ出るためクリンチが多くなるが、不可思が首相撲の要領で水町だけを転倒させる。ワンツーからの右ローで攻める不可思に水町の左足は赤黒く腫れあがり、不可思の右ロー連打で水町が下がってしまう。

 判定は不可思が最大4ポイントの差をつける圧勝で、RISE王座の強奪に成功。不可思はマイクを持つと、「RISEのベルトを獲っちゃいました。今の試合内容ではカッコつけたことが言えませんが、RISEのライト級は選手層が薄いので毎回防衛戦でもいいです。どこからでも誰でもベルトを獲りに来てください」と、挑戦者を募った。

●編集部オススメ記事
・不可思がKOでWPMF日本ライト級王座を奪取
・不可思が初代Bigbangライト級王者に

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