【ZST】柏崎が白熱の攻防制しTKO勝ち防衛
ZST実行委員会/ZSTインターナショナル
「ZST.53」
2016年8月7日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント ZSTバンタム級タイトルマッチ 61.2kg契約 5分3R
○柏﨑 剛(K-PLACE 埼玉格闘技道場/ZSTバンタム級王者)
TKO 2R 4分59秒 ※パウンド
●渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘/挑戦者)
※柏崎が2度目の防衛に成功。
4月大会での渡部からの挑戦要求を受けて決定したバンタム級タイトルマッチ。2年前の対戦では柏﨑がTKO勝ちを収めている。
並々ならぬ覚悟で臨んだ渡部は1R、先にテイクダウンに成功。立ち上がった柏﨑が逆にテイクダウンすると渡部が首を取って上を取り返すなど緊迫感溢れる攻防が続く。後半、再び上を取った柏﨑は肩固め、バックからおぶさってチョークにいくなど攻め込み、コーナーでバックからパンチを入れるなど攻勢のうちにゴング。
2Rに入ると再び渡部がテイクダウンし、上からフロントチョーク、バックについてのチョークで猛攻。苦しそうな表情も見せる柏﨑にさらにバックマウントからのパンチも繰り出すが、柏﨑はロープ際で何とかリバースに成功すると逆にチョークへ。
渡部も足関節で対抗するが、柏﨑はパウンド、チョークと攻め立て、最後はパウンド連打でレフェリーがストップ。白熱の攻防の末、柏﨑が王座防衛を果たした。
試合後、マイクを持った柏﨑は「本気でZSTをもっと高みに持っていきたいので、皆さんに協力してほしい」と選手、関係者、報道陣、そしてファンにも訴える。「僕のことは嫌いでもいいので、ZSTに協力すると思ってついてきてください」と、先頭に立って「新生ZST」を引っ張っていく決意を改めて表明。
インタビュースペースでは「練習中に痛めた箇所があって、思うように練習できず不安だった。勝ってホッとした」と心境を吐露。以前には2階級制覇を示唆していたが、「フェザー級は加藤(惇)でしょ? ベルト取っちゃうとかわいそうかな(笑)」と、とりあえず棚上げ。新たな目標を他団体の王者クラスに定めた。「パンクラス、修斗、DEEP、GRACHAN……誰でもいい。1回だけ外でもやるので、GRACHANの手塚(基伸)とやりたい」とZSTの強さを他団体相手にアピールしたい意向を見せた。
▼セミファイナル ZSTルール フライ級56.7kg以下契約 5分3R
○伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)
一本 2R 1分38秒 ※フロントチョーク
●ユン・ホヨン(韓国/SSEN GYM)
4月大会で王座統一に成功した後、RIZIN参戦希望を表明した伊藤が韓国のハードヒッター・ホヨンを迎え撃つ。
伊藤はホヨンのパンチをくぐってテイクダウンするが、ホヨンは下から腕十字を仕掛けてくる。逃れた伊藤は鉄槌から時折大きなパウンドを放つ。スタンドに戻ると伊藤は飛びついてギロチンを仕掛けるが、不発。
伊藤は抱え上げての投げからテイクダウンにも成功するが、ホヨンもリバースして一度はバックマウントも取るなど応戦。さらにテイクダウンすると再び腕十字を仕掛ける。一度は腕が伸びたかに見え、客席から大きな反応が起きるが、これは伊藤が肩を反らして逃れたため。
起き上がって上を取った伊藤はパウンドを放つと、タックルに来ようとするホヨンをギロチンに捕らえる。今回はしっかりとハマり、レフェリーが試合をストップした。
勝った伊藤は4月大会同様にRIZIN参戦をアピールしていると、客席に榊原信行CEOらRIZINスタッフが視察に訪れていることを知り、「絶対面白い試合をするので、大みそか、お願いします」と出場を直訴。榊原CEOは笑顔と拍手で応えた。
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