【ムエタイ】17歳の元ジュニア王者・星野がTKO負け、ラジャダムナン初陣飾れず
「スックワンギントーン」
12月5日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第9試合 110ポンド(49.895kg)契約
○シンダム・ポープンシン(タイ)
TKO 2R
●リイチ・ウォーワンチャイ(=星野梨衣智/LEGENDジム)
ムエタイの二大殿堂の一つであるラジャダムナンスタジアムにて開催の『スックワンギントーン』に、滋賀県のLEGENDジムに所属する17歳の星野が出場した。
星野はこれまでにWINDY35kg級、香港38kgタイトルを獲得するなどジュニアのリングで活躍。昨年5月に日本で迎えたプロデビュー以降、「日本よりもタイで戦績を積み重ねていきたい」という気持ちが強まり、今年に入って3度もタイ合宿を敢行している。
その甲斐あって、これまでは地方スタジアムでの試合が主だったが、 星野の試合運びに惚れ込んだプロモーターのギントン氏が、自身のプロモートする『スックワンギントーン』出場のチャンスを今回与えた。星野はすでにタイでの戦績の方が多く、タイ9戦目にして初のラジャダムナンスタジアム出場を果たすことになった。
対戦相手のシンダムも星野と同じ17歳だが、すでに35戦を経験。星野は自身の倍以上の戦績を持つタイ人選手との試合となった。
試合は1R、星野が距離やタイミングをずらすフェイントを取り入れながら、ローキックを多くヒットさせる。シンダムがミドルで応戦してくると、星野はフェイントから飛び蹴りを放つ。シンダムの動きを封じ込める星野は、安定した戦いぶりで自分の試合ペースを作っていった。
2Rに入り、シンダムが距離を詰めてくると星野は組んでヒザ蹴りを多く当てる。さらに体を捌いてシンダムをこかす。接近戦も上手くこなしているかに見えたが、シンダムが流れの中で放った左ミドルが星野の脇腹に食い込むと、星野は腰を下げて効いた様子を見せてしまう。
ここからシンダムは星野の首を囲い、さらに強烈なヒザ蹴りを顔面に見舞うと星野はリングにうずくまってしまった。立ち上がれる状態ではないと判断したレフェリーが試合を止めた。
TKO負けを喫した星野。ラジャダムナンスタジアム初陣を勝利で飾ることは出来なかった。ムエタイの本場を痛感したという星野が、今後どのように這い上がってくるのか、まずは次戦に期待したい。
写真&情報=シンラパムエタイ 早田寛
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