【ムエタイ】日タイ対抗戦は日本が7勝3敗1分の大勝
シンラパ・ムエタイ Vol.11 |
エクシンディコンジム
「スックワンチヤイ ライブインバンコク EXINDECON GYM THAILAND OPENING ANNIVERSARY」
2016年7月31日(日・現地時間)タイ・バンコク
福岡・博多にあるエクシンディコンジムJAPANの総本山であるエクシンディコンジム・タイ本部が新装オープンするにあたり、タイ・バンコクにて記念興行を7月31日(日・現地時間)に開催、日本からは選抜チームが参戦した。
この興行『SUK WANCHAI LIVE IN BANGKOK・EXINDECON GYM THAILAND OPENING ANNIVERSARY』では日・タイ対抗戦が行われ、メインイベントには、7月13日にラジャダムナンスタジアムでの10万バーツの賭け試合に勝利した今村竜之助(エクシンディコンジムJAPAN)、そしてセミに滋賀県・レジェンドジムから星野梨衣智が出場。その他の日本勢はエクシンディコンジムJAPANから東福岡高校に在籍する古村光、石井寿来、中村匠。萬田道場からは田口由美子、松井蓮汰、中川一巨、櫻木克樹、和田拓飛。WEED GYMからは森山侑音らが参戦した。
日本の少年たちは戦績こそタイの選手より少ないものの、技のキレや突破力、闘志など個々の得意分野で対抗しタイ陣営に立ち向かった。全15試合の興行中、11試合が日・タイ対抗戦として行われ、日本の少年少女たちの実戦力をタイの関係者らに示すよい機会となった。
▼第14試合 メインイベント 40㎏契約
△リューノスケ・エクシンディコンジムJAPAN(今村竜之助/エクシンディコンジムJAPAN)
ドロー
△ペットアヌチャー・ルーククロンタン(タイ)
対抗戦メインは、7月13日にラジャダムナンスタジアムでの10万バーツの賭け試合に勝利した今村がどのような試合を見せてくれるのか注目を集めた。ペットアヌチャーの面構えも大したものだったが、今村も怯むことなくノビノビと攻撃を繰り出す。
2Rに入り、今村の放ったローキックでペットアヌチャーの体制が崩れる。効いているのか、今村はそこを見逃さず、さらにローキックを連蹴りする。ダウン寸前まで追い込んだところで終了ゴング。
3R、もう、あと数発ローキックが決れば今村はKO勝ちというところで、ここで今村の動きが一瞬鈍くなる。相手の攻撃の何かが効いてしまったのか、それとも自分の足を痛めてしまったのかは分からないが、ローキックの数も減り、次第にペットアヌチャーの首相撲に捕まってしまう。今村は大きくポイントを取られたわけではないものの、3Rから急に失速してしまったことは明白だった。
この試合は最後までローキックを利かせたい今村と、それを避けながら首相撲の攻防に持ち込むペットアヌチャーとの噛み合わない試合となり試合終了。両者はドローとなる。あと一歩のところで、勝利の逃した今村としては惜しい試合だった。
▼第13試合 46㎏契約
○リイチ・ホシノ・ウォーワンチヤイ(=星野梨衣智/LEGENDジム)
TKO 4R
●ヨードセンゲン・ソークラウェート(タイ)
今回がタイ7戦目という星野は、初回から攻めるのではなく相手をよく見て間合いの取り合いからはじまる。2Rに星野がフェイントからの絶妙なミドルや時折距離を詰めたパンチを当てるが、ヨードセンゲンもテクニシャンであり、なかなか動じない様子。それでも3Rには星野はヨードセンゲンの立ち位置を悟ったか、距離が接近した隙に足をかけて転ばすなどし、試合の間合いを制してゆく。
星野は試合ペースを握ってきたので、このあたりから得意の打撃につなぐだろう、と思った矢先にストレート、アッパーなどの豪快なパンチラッシュをまとめダウン奪取。そのままTKO勝ちを決めた。ハイレベルな攻防の末のKO劇に会場も沸く。本人はタイで勝ち続けることを目標としているだけに、今回の揺さぶってから倒すという流れを実践できた事は大きな自信となっただろう。
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