TOP > 試合結果 一覧

【UFC】再契約の廣田が初勝利、水垣は2連敗

フォロー 友だち追加
2016/12/17(土)UP

UFC
「UFC FIGHT NIGHT -VANZANT VS WATERSON-」
2016年12月17日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サクラメント ゴールデン・ワン・センター

UFC再契約で初勝利した廣田(右)

▼フェザー級 5分3R
○廣田瑞人(ひろた・みずと/CAVE/元DEEPライト級王者)
判定3-0 ※30-26、30-27、30-27
●コール・ミラー(アメリカ)

 元DEEPライト級王者・廣田が約3年半ぶりとなるUFC本戦に臨んだ。ボクシング仕込みの強打を武器とする廣田は、2009年に戦極(SRC)ライト級王座、2011年にDEEP同級王座を獲得。2013年にUFCと契約を果たしたが、2連敗を喫してリリース(契約解除)となった。しかし、昨年UFCとの契約を懸けたトーナメント「ROAD TO UFC JAPAN」を勝ち抜き、UFCとの契約を再び手にした。今大会は再契約後、初めての試合となる。

 対するミラーはこれまでに32戦21勝10敗1ノーコンテストの戦績を収めるファイター。ブラジリアン柔術の黒帯を持ち、勝ち星のうち15勝が関節技・絞め技による一本勝ちだ。UFCには2007年から参戦しているベテラン。

 試合は1R開始から打撃を交錯させる両者であったが、1分に差し掛かったところで廣田はミラーの右フックを被弾。一瞬バランスを崩すように倒れるが、すぐに立ち上がって距離を取ると、追撃に来たミラーをタックルからテイクダウンに成功する。上からパウンドを落とすが、ミラーが両足で突き放すと、試合は再びスタンドに。

 廣田はパンチで距離を詰めると、組み付いてミラーを横に投げてテイクダウン。上から強烈なパウンドを叩き込む。いったん立ち上がったミラーを再びタックルからテイクダウンすると、上からパンチを落としてラウンド終了を迎えた。

 2R、廣田がパンチを繰り出しながら距離を詰め、タックルからテイクダウン。ミラーはすかさず下から足関節を仕掛け、廣田が体勢を崩したところでトップポジションを狙う。しかし、廣田はケージを背に堪えてミラーを潰すと逆にトップを奪い返し、上からパウンドを落とし続けた。

 3R、パンチを上下に散らしてさらに前に出る廣田。左右フックをヒットさせ、ミラーがパンチを返してきたところに組み付いてテイクダウンを奪う。動きが落ちてきたミラーの上からパンチを落とし続け、最後は防戦一方にさせた。

 テイクダウンから試合の主導権を握り続けた廣田が判定勝ち。記念すべきUFC初勝利を手にした。

●編集部おススメ記事
廣田瑞人と石原“夜叉坊”が契約獲得
石原“夜叉坊”前歯折るも廣田との決勝はドロー 


 

▼バンタム級 5分3R
○エディ・ワインランド(アメリカ/同級13位)
TKO 1R 3分04秒 ※レフェリーストップ
●水垣偉弥(みずがき・たけや/八景ジム/同級14位)

 8月の『UFC 202』で無敗の強豪コーディ・ガーブラントに秒殺KO負けを喫した水垣が再起戦を迎えた。

 2日前に33歳の誕生日を迎えた水垣はこの試合がUFC第14戦目。2011年3月からUFCに参戦し、日本人初となる5連勝を飾るなどの活躍。現在までに13戦8勝(5KO)5敗のUFC戦績を残しているが、ここ最近の4試合は1勝3敗と黒星が先行しており、復活が期待される。

 対するワインランドは2006年にWEC世界バンタム級王座、2008年にTFC同級王座に就き、2010年のUFCとWECの統合により2011年3月からUFCに参戦。2013年にはヘナン・バラオンとUFCバンタム級暫定王者決定戦を行ったこともあるトップファイターの一人だ。

 1R、鋭いパンチを交錯させる両者。水垣がワンツーから左右インローを蹴ると、ワインランドは左右に揺れるような独特のステップを踏みながら左ジャブと右フックを返す。序盤は相手が打てばすぐに打ち返す展開が続く。

 パンチが冴える水垣であったが、左フックを放とうと踏み込んで腕を引いた瞬間、ワインランドの右フックを顔面に被弾。腰から落ちると、ワインランドは上から追撃のパンチを振り落とす。

 水垣は何とか立ち上がるもダメージが色濃く、ふらついているところに再びワインランドの右フックを被弾してダウン。上からパウンドを連打されると、レフェリーが試合をストップした。

 33歳の誕生日を白星で飾ることが出来なかった水垣。2試合連続の初回KO・TKO負けとなった。

●編集部おススメ記事
水垣偉弥vsコーディ・ガーブランドの試合レポート
水垣が日本人初の快挙、5連勝を達成 


▼メインイベント 女子ストロー級 5分5R
○ミシェル・ウォーターソン
一本 1R3分21秒
●ペイジ・ヴァンザント 

 試合開始から投げ、ポジショニング、サブミッションが一体となる見事な流れを作ったウォーターソンが1Rサブミッション勝ちを収めた。試合後のインタビューでは「本当に嬉しい。ペイジのことはいろいろ言ったけど、この試合を受けてくれて感謝したい。朝、子供を学校に送る前に起きてジムで練習していたのよ。ペイジが首投げを得意としていることは有名だから、私も同じことができるって見せたかった。そしてスクランブルしてくることも分かったから、チェーン(=鎖のようにつながる)サブミッションの練習をしてきたの。次の相手は誰でも構わないわ」と話した。

フォロー 友だち追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連動画

関連記事

」をもっと見る

【関連リンク】

TOP > 試合結果 一覧