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【クンルンファイト】ジョムトーンが強烈ローでT-98をTKO葬=世界トーナメント予選

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2017/07/20(木)UP

「KUNLUN fight 64」
7月15日(土・現地時間)中国・重慶市 江南体育館

T-98(左)をローで攻めるジョムトーン(右)

▼第14試合 70kg世界トーナメント予選 2回戦 3分3R 
○ジョムトーン・チューワッタナ(28=タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級&フェザー級&スーパーフェザー級王者)
TKO 2R 2分50秒 
●T-98(32=たくや/クロスポイント吉祥寺/REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者/元ラジャダムナンスタジアム認定同級王者)
※ジョムトーンが本戦進出

 中国の人気立ち技格闘技大会『クンルンファイト』が、昨年に引き続き70kg世界トーナメントを今年も開催。総勢64名もの選手が参戦し、1年がかりで頂点を争う。

 その予選として、トーナメント本戦に出場する16選手を決めるべく、4人制トーナメントが各大会で行われることに。今大会の予選には日本からT-98が参戦し、本戦出場を懸けて強豪ジョムトーンと激突した。

 T-98は昨年6月のREBELS大会で、ムエタイ世界最高峰である二大王座のひとつラジャダムナン王座に挑戦し、スーパーウェルター級王座を獲得。ムエタイ500年の歴史の中で、タイ人以外の外国人王者は6人目、日本人では5人目となる快挙を成し遂げた。しかし、今年5月に迎えた2度目の防衛戦に敗れて王座から陥落することとなった。

 対するジョムトーンもラジャダムナン王座を14歳で獲得し、3階級を制覇するなどムエタイのトップに君臨。さらにボクシング転向後はわずか10戦目にしてWBA世界スーパーフェザー級10位となり、2015年5月にはWBA世界スーパーフェザー級王者(当時)内山高志10度目の防衛戦で挑戦者として戦ったことでも知られる(内山が2RでTKO勝ち)。

 この日の予選1回戦で、T-98は地元中国のコン・リンフェンに2RでTKO勝ち、ジョムトーンはセドリック・マヌーフ(スリナム)を延長判定3-0で退け、それぞれ2回戦進出を決めている。

 1R、T-98が右のインローで前に出てプレッシャーをかけると、サウスポーのジョムトーンは細かく右のジャブを突きながら左ミドルを蹴り返す。たびたび右ストレートを当てていたT-98であったが、終了間際にジョムトーンの左ローを奥足に効かされてダウンを奪われる。

 2R、開始20秒でジョムトーンは左ローで奥足を効かせてダウンを追加。かなり辛そうなT-98だが、それでも立ち上がって試合再開。足を引きずるながら前に出るT-98に対し、なかなかとどめを刺さないジョムトーン。すると、レフェリーは消極的だとして、イエローカード(1ポイント減点)を提示する。

 しかし、直後にジョムトーンはパンチ連打でT-98をロープに追い込むと、とどめのローを一発。T-98が再びダウンしたところで、セコンドがタオルを投入して試合終了となった。ジョムトーンがTKO勝ちで、本戦(ベスト16)進出を決めた。

●次ページ:勝利のマッスルポージングなるか?!健太が中国期待の若手と激突

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