【ベラトール】ソネンが“ランペイジ”・ジャクソンを下してヘビー級GP初戦突破、体重差14kgを跳ね返す
Bellator MMA
「Bellator 192」
2018年1月20日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州イングルウッド ザ・フォーラム
▼メインイベント2 ヘビー級GPトーナメント1回戦 5分3R
○チェール・ソネン(40=アメリカ)
判定3-0 ※三者とも29-28
●クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(39=アメリカ/元UFCライトヘビー級王者)
※ソネンが準決勝に進出。
『Bellator(ベラトール)MMA』の一大ヘビー級GPトーナメントが今大会から開幕した。同GPには元PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルや元UFC同級王者フランク・ミアら8選手が出場する。
この日は1回戦の第1試合が行われ、元UFCミドル級ファイターのソネンと、日本のPRIDEで活躍した元UFCライトヘビー級王者ジャクソンが激突した。前日計量ではソネンが222ポンド(約100.7kg)、ジャクソンが253ポンド(約114.8kg)を記録し、両者の体重差は31ポンド(約14.1kg)に。ソネンはこの体重差を跳ね返せるか。
1Rは序盤からサウスポーのソネンが前に出ながらパンチと蹴りを上下に散らし、たびたび左オーバーハンドをヒットさせる。ジャクソンはソネンの踏み込みに合わせてアッパーやフックで顔面を狙うが、空を切る場面が多い。両者が組み合うと、ジャクソンはソネンを抱え上げて豪快にスラム。しかし、ソネンはすぐに立ち上がって打撃を放ち、終了間際にはタックルでテイクダウンに成功する。
2R開始早々に組みつくソネン。ジャクソンはケージを背負ってしのぎながらコツコツとパンチを返すが、ソネンにケージ中央に運ばれてテイクダウンを許す。ソネンはしっかりと押さえ込みながらパウンドを落とし、時おりアームロックを仕掛けにいく。ソネンがトップをキープしてラウンド終了を迎えた。
後がないジャクソンは3Rに入ると、組んできたソネンをケージに押し付け、重たいパンチとヒザ蹴りをコツコツとボディ入れて削る。いったん離れる両者だが、ソネンがパンチを警戒して下がると、ジャクソンは足を止めて「打ってこいよ」と挑発。ソネンも両手を広げて「お前こそ」と言わんばかりだ。
だが、残り約2分のところでソネンは疲労の色が濃くなる中、果敢に組みつきテイクダウンを奪ってトップをキープ。ジャクソンは終了間際に立ち上がってパンチの猛攻を仕掛けるが、ソネンを捕らえることができずにタイムアップを迎えた。
テイクダウンを重ねたソネンが体重差を跳ね返す試合運びで判定勝ちを収め、準決勝進出を決めた。ソネンの次戦の相手はヒョードルvsミアの勝者となる。
●次ページ:元UFC1位のローリー・マクドナルドが執念の王座奪取
PHOTOS(C)Bellator MMA
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