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【ラウェイ】渡慶次幸平とアウン因縁の再戦はまたも決着つかず痛み分け

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2018/09/13(木)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

パンチとハイキックで一休(右)を圧倒したモー(左)。この大会、唯一の決着試合となった

▼第4試合 64kg契約 3分5R
●一休そうじゅん(24=ゴリラジム)
TKO 4R終了時 ※ドクターストップ
〇トゥン・ルイン・モー(19=ミャンマー)

 福岡の寺院で副住職を勤めつつ、様々な格闘技の鍛錬をしてきた一休は、今年の6月大会でラウェイに初挑戦。日本人対決を行って頭突きで1R21秒、TKO勝ちという秒殺デビューを飾った。

 前日の計量&会見では、2週間で消える“ジャグアタトゥー”で一休のスポンサーである「高須クリニック」のロゴを入れ、代表で有名な高須克弥社長のアドバイスで、模造の日本刀を持って出席したことで話題となった。

 対戦相手は2016・2017年ラウェイ世界選手権2連覇で31戦無敗の超強豪モー。今回が5度目の来日となる。

 1R、お互いにジャブとローを繰り出す中、一休はバックハンドブローや飛び蹴りを放つが、モーは笑いながらディフェンス。

 2R、序盤にワンツーをヒットさせた一休だが、モーは徐々に圧力を強めながら前へ出て右のパンチをヒットさせていく。ラウンド終了直前、一休が右フックを放ったところへモーの右ハイがカウンターでヒット。ダウンする一休だったが、ゴング後と見なされてダウンとはならなかった。

両選手を称える高須社長(中央)

 3R、モーの猛攻にスリップを繰り返す一休。モーのヒザ蹴り、左ハイに追い回され、左ミドルを喰らってダウンを喫する。ここで一休のセコンドからタイム。一休の顔面はかなり腫れあがっている。2分間の休憩後、左右フックを放つ一休だが、モーの右ハイ、ワンツーに自ら座り込んでしまう。

 インターバル中にドクターのチェックが入り、一休は眼窩底骨折の疑いがあり試合続行不可能と判断されてストップ。モーのTKO勝ちとなった。高須社長から勝者モーに金メダル、敗れた一休には銀メダルが贈られた。


体格差のあるチョープ’(右)へ勇敢に立ち向かうコー(左)

▼第3試合 72kg契約 3分5R
△ウィル・チョープ(28=アメリカ)
時間切れ引き分け
△シャン・コー(28=ミャンマー)

 チョープは194cmの長身を誇り、2013年10月アメリカのMMA団体『PXC』で元パンクラス王者タクミにTKO勝ちして『UFC』に参戦。2015年2月からはパンクラスに参戦し、ランキング入りも果たした。現在はタイやシンガポールなど東南アジアを中心に活動している。

 対戦相手のコーはラウェイ戦績16勝7敗26分の経験豊富な選手。昨年の2月大会ではプロレスラーの奥田啓介にKO勝利している。

 1R、頭ひとつ分くらいコーよりも身長が高いチョープ。コーは構わず前へ出てパンチを打っていく。チョープはヒジとヒザで迎え撃つが、コーの気迫に下がる場面が多い。

 2Rも同じ展開。終盤、コーが思い切って頭突きで飛び込むと、チョープも組み付いて頭突きとヒジを繰り出す。

 3R、コーは右ローを多用し始め、チョープは嫌がって左右に構えをスイッチする。ヒジを放つチョープにコーは左右ローを蹴りまくり、チョープは終盤に首相撲からのヒザ蹴り連打を見せた。

 4R、チョープは掌底の連打で前に出るが、レフェリーから「手を開くな」と注意される。コーが右フックをヒットさせると、チョープも右ヒジを返す。終盤、チョープはビンタのようにコーの頬を叩き、これも注意される。

 5R、「KOするぞ」と観客を煽ったチョープはパンチ、ヒジ、ヒザ、ミドルキックと攻めるが、コーも左右フックを放って応戦。途中には自分の腕を叩いて「来い」と挑発して前へ出る。チョープも退かずに時間切れドローとなった。

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