【漢塾】RIZIN漢塾塾長・石渡が扇久保との激突で見せた最後の闘志、引退試合で手に汗握る攻防披露
▼第6試合【三承工業株式会社Presentsバンタム級1DAY賞金トーナメント】
※バンタム級4人制の1DAY賞金トーナメント
◯風間敏臣(和術慧舟會 HEARTS)
一本 1R4分29秒 ※三角絞め
●上田直毅(パラエストラ東京/ファイティスジム MSC
バンタム級トーナメント決勝戦に勝ち上がってきたのは、風間敏臣と上田直毅。風間は柔術をベースとし、デビュー戦は判定負けするも、以後は怒濤の7連勝。昨年のパンクラス ネオブラッド・トーナメント バンタム級で優勝しMVPも獲得している。7勝のうち実に6勝をフィニッシュしている実力の持ち主で、1回戦では雅から一本勝ちを奪った。
対する上田は、空手歴14年、ブラジリアン柔術&総合格闘技11年のキャリアがあり、2014年にプロデビューした。デビュー直後は勝ち負けを繰り返していたが、2019年8月からトーナメント1回戦も含めて5連勝中。この勢いで、頂点を狙う。
1R、プレッシャーをかけて前へ出た風間は、ニータップを狙いつつ組みつくとテイクダウンに成功。バックに回って四の字ロック。ここからパンチを入れつつ、背後から腕やチョークを狙い、素早く腕十字へ。そこから三角絞めへつなぎ、上田が失神。風間が圧倒的な差を見せて一本勝ちを奪った。
優勝した風間はマイクを握り、「自分はもっと上のステージへ行きます。次戦へ向けて、帰って練習します」とコメントした。
試合後のインタビューで風間は、「決勝戦の上田選手はサークリングとか組みが得意なので、どうなるのかなと思ったんですが攻めていったら嫌がるような感じだったんで、一方的にやろうと思いました。2Rまでいっても良かったんですけど、フィニッシュが得意なので。今後は格闘技で生活していきたいんで、次の展開は大沢(ケンジ)さんと話して決めていきます」と語った。
▼第5試合 MMA 69.0kg以下契約5分3R
●笹川JP(CAVE)
一本 3R 3分47秒 ※チョークスリーパー
◯岩本健汰(ロータス世田谷)
CAVEに移籍し、新天地でスタートを切る笹川JP。対するは、日本最高峰のグラップラー・岩本健汰がどんな試合を見せるのか注目が集まる。
1R、右フックのフェイントでシングルレッグからバックを奪った岩本。四の字ロックからパンチをコツコツと入れる。強引にチョークを狙うが、切り替えてヒジ打ち落とす。耐える笹川。岩本はバックからコツコツとパンチを繰り返す。笹川も背後に向けてパンチを返した。
2R、打撃の打ち合いから笹川がバックフィスト。これをガードした岩本は、バックを奪い四の字ロック。岩本はチョークを狙うが、不完全で外れる。それでもチョークにトライする岩本。マウントを奪った岩本は、上からパウンドを落とすが笹川が立ち上がる。打撃を打ち合って組んだところでラウンド終了。
3R、立ち技の攻防で、笹川の右ヒザ蹴りが入る。右フックでKOを狙う笹川だが、大振り。劣勢の岩本だが、ダブルレッグでテイクダウンに成功。マウントから足をロックしてのパウンド攻撃の岩本。バックを奪い、チョークスリーパーの体勢へ。渾身の力を込めて絞めると、笹川はタップ。岩本の一本勝ちとなった。
▼第4試合 MMA フェザー級5分3R
●鬼神光司(CAVE)
判定3-0
◯河名マスト(ロータス世田谷)
鬼神と河名は、ともにレスリングがバックボーン。河名は学生時代に全日本選手権優勝したレスリングエリート。MMAでは経験で上回る鬼神の真価が問われる一戦だ。
1R、鬼神は組みつくとコーナーへ押し付けて足を抱えてテイクダウンを狙う。河名は右差しで、これを許さない。鬼神は肩パンチ、ボディブロー。互いに攻撃できずに膠着状態が続く。ブレイクになり、再開。河名は飛び込んでパンチ。組みつくと、再び膠着状態に。このままラウンド終了。
2R、鬼神が前へ出て、コーナーへ押し付けてテイクダウン狙い。大きな動きがなく、立ち技の攻防。今度は河名がシングルを決めて、鬼神をコーナーへ押し付ける。大きな動きがなく、ブレイクに。打ち合いで河名がシングル。組みつくと、肩パンチで鬼神を追い込んだ。
3R、ダブルレッグに成功した河名は、テイクダウンに成功。鬼神はディフェンスするのが精一杯で耐える時間となる。河名はバックからコントロールしつつ、肩固めの体勢に入るがポジションをキープ。鬼神は最後に河名を抱えて投げようとしたが、その後の展開が続かずタイムアップ。河名が判定3-0で勝者となった。
▶︎次ページは、中村K太郎&アキラvs奥野泰舗&卯都木豪、上田直毅vsガッツ天斗、雅駿介vs風間敏臣、木本海人vs竹下登
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