RIZIN漢塾塾長・石渡が最後の大勝負、バンタム級王者・扇久保を「ケチョンケチョンにする」と予告
1月23日(日)、東京・ニューピアホールで開催される『武蔵村山さいとうクリニックPresents 石渡伸太郎引退興行 漢塾 ~継承~』の前日計量が22日に行われた。
この大会は、RIZINでも活躍した元バンタム級キング・オブ・パンクラシスト石渡伸太郎(CAVE)が引退記念のエキシビションマッチを行い、昨年大晦日のRIZINバンタム級ジャパングランプリ優勝の扇久保博正(パラエストラ松戸)と激突する。
石渡は元パンクラス王者でRIZINでは17年のバンタム級トーナメントで決勝に進出するも堀口恭司に2度目の敗北を喫し優勝を逃した。その後も“バンタム級四天王”の一人として活躍。首のヘルニアで欠場が続き、今年6月のRIZIN東京ドーム大会に2019年の大晦日以来、1年半ぶりの参戦。バンタム級トーナメント1回戦で井上直樹と対戦し、TKO負けを喫し引退を表明していた。
扇久保とは19年大晦日の『RIZIN.20』で対戦。試合終盤にノーガードの殴り合いを見せるなど、激闘を交わしたが、判定1-2で敗れていた。
エキシビションのため二人の計量は行われなかったが、石渡は出場選手に対して「コロナ禍の中、無事に計量をクリアしていただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「明日の引退興行に出場してくれる扇久保選手には、感謝しています。でも、勝負ではケチョンケチョンにしてやります」と宣言した。
今大会の主催者でもある石渡は、「主催者として、セコンドとして、選手としてやらせていただいていますが、大変さを身に染みています。これまで生意気なことばかり言ってきましたが、いろいろな方に支えられていることが分かりました」とコメントした。
多忙のため自分の練習はできていないようだが、「引退を発表して休んでいる間に、左大腿筋の麻痺が抜けてきて、スパーをやったらどの選手にも負けなくなりました」と本来の力を取り戻しつつあるという。
RIZINで扇久保と対戦した時はケガの影響もあったようだが、「前回対戦が決まった時に、『この辺の選手と俺を同じくらいにしないでほしい』と発言しましたが、RIZINバンタム級トーナメントで優勝して差をつけられたと思っています。でも、ケガが治って強くなった今回は、ケチョンケチョンにしてやります。それが最後の僕のプライドです。もしくは、ケチョンケチョンにされるかですね」と苦笑した。
「扇久保選手には、『本気でやろう』と伝えました。さすがにガチで打ち合う感じにはならないと思いますが、『MMAグラップリングガチ勝負』ですね。一本を取らないまでも、そこまでいける感じにします」と石渡。大会当日は、CAVEの後輩たちに自身が築いてきた漢塾魂を継承するテーマがある。「今大会でCAVEの選手に大試練を与えました。漢を出して乗り切り、僕を越えていってほしいです」と石渡は期待を込めて語った。
明日は、石渡の引退試合になるが、同時に『漢塾』のスタートになりそうだ。
▶次ページは【動画】石渡が、扇久保とラスト10秒ノーガードの殴り合い&計量結果
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