“タイヤファイトの申し子”右乳、日本トーナメントで完全優勝「どんどん強い人を倒していきたい」
9月17日(日)兵庫・リングソウルにて開催された『格闘技のおもちゃ箱ACF92nd~
タイヤファイトとは、“世界一近い距離での戦い”と銘打ち、タイヤに片足を入れ、パンチ攻撃を基軸として戦う競技。KOはもちろん、タイヤから足が出る「タイヤアウト」などで勝敗が決する。
【フォト】タイヤに片足入れ激闘!これが“世界一近い距離での戦い”タイヤファイト
今大会の“台風の目”と目されていたのは、タイヤファイト現富山県王者で、今年5月に開催された同競技初の国際大会、タイヤファイト日韓戦においても日本勢で唯一勝利した、タイヤファイト無敗の右乳。
本人も戦前、自身の勝利を信じて疑わず、勝ち方にも拘る右乳節を炸裂させていた。それに待ったをかけるべく、驚異のタフネスぶりを見せ昨年度の覇者となったハッカー花井を含む、対抗馬達が追う展開となり、注目されていた。
トーナメント初戦、右乳は今年神奈川県王者を載冠したばかりの、総合格闘技・キックボクシング・プロレスなどで縦横無尽に活躍するクイック・チョップ・リーと対戦。ハ-ドパンチャーの攻撃を得意の左右のフックを盛り込ませかわし、2-0のストレートで完封した。
そして決勝で対角コーナーに上がってきたのは、決して前評判は高くなかった岐阜県王者・武士正。しかし、同選手は創世期からタイヤファイトを経験しており、その試合経験においては老兵といえども決して侮れない選手。現にこの日は、昨年度の決勝の再現であるハッカー花井戦を制して見せた。
決勝は5本中の3本先取で行われる。
1本目、開始早々左右のフックからサークリングを使い武士正に猛打を見舞う右乳。武士正もなんとか返そうとするが、最後はワンツーが綺麗に決まり武士正がタイヤアウト。
2本目は先に仕掛けた武士正。しかし、これもサークリングでなんなくかわし、左右のフックからボディの連打で右乳が今度はダウンを奪う。
残り時間10秒で武士正もかなりボディが効いた様子だ。1R終了のゴングと同時にタイヤアウトを取る右乳だったが、これはプッシュの判定。
そして、右乳の全国制覇に王手を賭けての運命の2R。右乳の猛攻は衰えず、最後は必倒の右ストレートで2R5秒でKO勝利。この日一度もタイヤから足を出すことなく、完全優勝を果たした。
試合後、全国各県のベルトを纏めて体にまとった右乳は勝利者インタビューで、「優勝できるのはわかってましたが、ひとまず安心しました。タイヤファイトを知らない格闘家の中にもっと強い選手がいると思うので、どんどん強い人を倒していきたい」と答え、タイヤファイトへの今後の未知の強豪の出現を予見して大会を締めくくった。
▶︎次ページは【フォト】タイヤに片足入れ激闘!これが“世界一近い距離での戦い”タイヤファイト
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【タイヤファイト】残り1秒の衝撃、右乳が豪快ダウン奪い勝利!=啓之輔プロデュース大会
・【ボクシング】10.1カネロ戦へ向け、チャーロの”恐るべき”失神KO映像を公開!
・武尊がノンオーに蹴られ、脇腹に”指の跡”までクッキリ!まるで漫画みたいな戦慄の光景
・【RIZIN】朝倉海と対戦調整中の皇治「俺が1番複雑」「誰に回そうかな」果たして出場はあるのか!?
・ブアカーオの相手「ヒザ蹴りなんて聞いてない!」突然試合をボイコット、1時間騒ぎ続けノーコンテストに=中国
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!