井上尚弥がサウジ国営『リヤド・シーズン』と契約「今後サウジアラビアで試合することは楽しみ」
プロボクシングスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)がサウジアラビア最大のエンターテインメントフェスティバル『リヤド・シーズン』(Riyadh Season)とのスポンサーシップ契約を締結したことを発表した。その推定総額は30億円、日本人アスリートとして前代未聞の歴史的な契約と言えるだろう。
井上は3日にプライベートジェットでサウジアラビアのキング・ハーリド国際空港に到着し、その足でサウジアラビア新皇太子の従兄弟であるモハメド・ビン・ファイサル・アルサウード王子に招かれ、王族のご自宅で食事を摂り、自身の試合を共に観戦した。
その翌日にはサウジアラビアの総合娯楽庁(GEA)のトップを務めるトゥルキ・アル・シェイク⻑官のオフィスにて調印式が執り行われた。
トゥルキ⻑官は、井上に対し「私と井上選手は、2025年のビッグサプライズに向けて、サウジアラビアと日本の外交関係70周年を象徴する関係を築いていこうと協議してきました。彼(=井上)は史上最強のファイターであり、日本だけでなく世界にとってのヒーローである彼をリヤド・シーズンのアンバサダーとして迎えられることを嬉しく思っています」と、大きな期待を述べていた。
そんな⻑官からのラブコールに対して井上は、「これまで僕の試合を見ていただいたことをとても嬉しく思っていますし、今回の契約をきっかけに今後サウジアラビアで試合をすることは、自身のキャリアにとっても非常に楽しみなものになってくると思っています」と、その期待に応えるように、自身の強い意気込みを語った。
トゥルキ⻑官と井上は固い握手を交わすと、集まった報道陣の前で契約書にそれぞれサインし、 まさしくサウジアラビアと日本の友好関係を象徴するような瞬間となった。
『リヤド・シーズン』は、サウジ政府が取り組む”サウジビジョン2030”の一環として、2019年にサウジアラビア娯楽庁が一大プロジェクトとして立ち上げた、サウジアラビア国営のグローバルエンターテインメントプロジェクト。今回の契約は、2025年に迎えるサウジアラビアと日本の外交関係樹立70周年を祝うとともに、両国のスポーツおよびエンターテインメント分野での文化交流をさらに深める役割も期待されている。
なお、この契約により、井上は今後出場する全ての公式戦において『リヤド・シーズン』のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定した。このトランクスの初披露は、12月24日に東京・有明アリーナにて開催されるIBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を予定している。
『井上尚弥×リヤド・シーズン 調印式』実施概要
日時:2024年11月4日(月)午前2時30分〜(現地時間)※4日(月)午前8時30分〜(日本時間)
登壇者:井上尚弥、トゥルキ・アル・シェイク⻑官
▶︎次ページは、リヤド・シーズンのキーマン「トゥルキ長官」とは?/井上尚弥コメント
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