【空道】茶帯・中上悠大朗がパウンド連打で初優勝!重量級の優勝候補・西尾勇輝を下す=全日本無差別
11月3日(日)東京・代々木競技場第2体育館にて行われた『2024 北斗旗全日本空道(くうどう)無差別選手権大会』の男子の部・決勝では、昨年6位で総本部寮生の中上悠大朗が、重量級の優勝候補・西尾勇輝に延長、パウンド4連打で効果を取り、初優勝を決めた。
【フォト・動画】茶帯・中上がパウンド連打の瞬間!激闘の様子も
男子決勝では、昨年の無差別で優勝し、連覇を狙う国内最重量級(体力指数260+クラス)の西尾勇輝と、昨年6位で茶帯1級の中上悠大朗が激突。
西尾は準決勝で、昨年世界選手権-230クラス王者であり、全日本-230クラスV8を誇る目黒雄太をハイキックで衝撃の失神KO勝利し、決勝の舞台へ。
対する中上は準決勝で18年世界選手権-240ベスト4・服部晶洸を延長で下して駒を進めた。
体力指数とは身長+体重で、西尾は178cm、90kgで体力指数268。対する中上は172cm、73kgで体力指数は245。
無差別全日本では「体力指数差が大きい(20以上ある)場合、体力差を埋める技術として、双方の選手に(コンビネーションの一環としての使用に限り)金的蹴りが認める」という独自のルールが適用される。
今回は西尾が中上より体力指数を23上回ったため、金的蹴りが解禁となった。
試合では、西尾がパンチ連打で近づくも、中上がかわしては得意の右オーバーハンドを連発。西尾が掴んでのヒザを入れるも、本戦引き分け、決着がつかなかった。
延長では、中上が右オーバーハンドを繰り出しざまに組み付いては投げに成功、倒してからの高速パウンド4連打で”効果”を奪取した。
その後も中上がダッキングからの右オーバーハンドをヒット、最後もテイクダウンし優勢に試合を進めた。
判定は効果の差で延長勝利、中上が優勝候補を抑えての嬉しい初優勝となった。
中上は試合後のインタビューで、試合前は「目黒選手に勝った西尾選手と戦えるということで、凄く燃えていた」とモチベーションはばっちりだったとコメント。
また階級が上の選手を相手に、しっかり投げることが出来たことについて「本部の練習でやっていることがそのまま出た」と語り、来年のワールドカップに向け「しっかり優勝して空道を広めたい」と意気込んだ。
また女子の部では、昨年世界王者の小野寺玲奈が、宮梨江に延長で下し危なげなく勝利した。
本来武道とは、護身の流れを汲むものであり、体格無差別で稽古・試合を行うことこそが本分というポリシーに満ちたものである。
しかし武道のスポーツ化の流れのなかで、空道においても、身長(センチ)と体重(キロ)の数値の和(体力指数)によってクラス分けを行う体力別大会のみが、国際大会では実施されるようになっている。
そんな中、日本においては国際大会に繋がる予選大会の実施の必要のない年度の秋季に限り、階級分けなしの空道無差別大会を実施。
武道の本分を追求したこの大会の頂点を極めることは、世界選手権で優勝することと並ぶ価値を持つとされている。
<試合結果>
男子
優勝: 中上 悠大朗
準優勝: 西尾 勇輝
3位: 服部 晶洸
4位: 目黒 雄太
5位: 佐々木 龍希
6位: 谷井 翔太
7位: 林 洸聖
8位: 佐々木 虎徹
女子
優勝 小野寺 玲奈
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